マーケティング研究 他社事例 480 「進化するプロジェクションマッピング 1」 ~様々なものに投影が始まっています~
「照明が落とされた舞台の上で新体操の選手が舞いながらスティックを振るたび、スクリーンに映し出された光のリボンが素早く円を描く・・・」
この光景は、昨年7月に行われた東京五輪のセレモニーにて披露されました。
選手が降るスティックを光の帯が追いかけ続け、あたかもスティックにリボンが付いているように見えたようです。
これらの演出に用いられたのが、パナソニックが開発した「高速追従型」のプロジェクションマッピングシステムです。
これまで、プロジェクションマッピングは建物や壁など静止物への映像の投影が一般的でした。
それを動く物体にも投影できるようにしたのが、昨年披露された新技術でした。
仕組みはこうです。
スティックの先端に付けられた特殊なマーカーが赤外線の光を受けると、高感度カメラが位置を捉えたのち、プロジェクターが適切な位置を捉えたのち、プロジェクターが適切な位置を割り出して投影します。
わずか1000分の2秒という遅延で、肉眼では時間のずれを感じさせません。
2016年に技術が確立した高速追従プロジェクションマッピングは、当初、明るさが1000ルーメンとその場に少しでも外から光が入ると見えなくなるレベルで実用化には十分でありませんでした。
パナソニックは2018年に2万7000ルーメンまで引き上げることに成功し、今回の披露に至りました。
動体への投影ができるようになった事でエンターテインメントでの利用の幅は一段と広がります。
今までこうしたショーでは、ダンサーの側がプロジェクションマッピングの動きに合わせていたために身体への負担が大きかったようです。
高速追従技術が進化したことでプロジェクションマッピングの方がダンサーの動きに合わせることができるようになり、俊敏で躍動感ある高いパフォーマンスの実現が可能になりました。
パナソニックの担当者は「中国を中心に広がりを見せているeスポーツや体を動かす室内ゲームでも、応用できる場面は増えていく」と鼻息も荒いようです。
これまで主にエンターテインメントで使われてきたプロジェクションマッピングでしたが、高速追従型の進化によりその用途が広がっているだけではなく、技術の向上とともに産業や医療など多方面で使われるようになっています。
医療の世界で近い将来、実用化されそうなのが、「メディカルイメージングプロジェクションシステム(MIPS)」と呼ぶ手術支援システムです。
基となる技術は、東京五輪セレモニーで使われた高速追従プロジェクションマッピングと同じです。
日本の医療分野の技術の実用化を支援する、国立研究開発法人日本医療研究開発機構が開発資金を拠出し、数年前から京都大学、パナソニック、医療機器を扱う三鷹光器(東京都三鷹市)が開発をスタートしました。
MIPSが活用出来そうなのが、肝臓の腫瘍摘出手術です。
こうした手術では通常、医師が事前にコンピューター断層撮影装置(CT)で臓器内の腫瘍の位置を把握する必要があります。
最近では、近赤外線を当てると光を放つインドシアニングリーン(ICG)という色素を患者の体内に注入して、正常な部分を蛍光させることで、摘出すべき部分が分かりやすくなる手法も用いられます。
しかし、蛍光部分と非蛍光部分が分かる画像はモニターに映し出されるため、医師は患部とモニターの間で何度も視線を往復させねばなりません。
そして、モニターで映し出される映像を撮影するカメラも別の医師が手で持っているため、どうしても手振れが起きてしまうという欠点がありました。
肝臓は他の臓器に比べても軟らかく、ゴロゴロと動きやすいため、手術の難易度は高いようです。
そこで、開発が進められ、医療関係者から承認が待たれているのがMIPSです。
ICGを患者の体内に注入するまでは従来の方法と同じですが、違うのは、モニターに移すのではなくプロジェクターで患者の肝臓に直接投影する点です。
肝臓自体が正常な部分とそうでない部分に色分けされるので医師はモニターと患部の間で視線を行き来させる必要はなくなり、肝臓に視線を集中して手術に取り組めます。
高速追従の機能も備わっているため、カメラが継続的に位置を捉え続けることで肝臓が動いたり変形したりすれば投映も動く仕組みとなっています。
臨床の場ではすでにMIPSは使用されています。
ある医師が担当した手術では、従来の6時間から約4時間に短縮できたと言います。
「こうしたシステムの導入により、経験や勘に頼っていた手術が今までよりもスムーズに行われるようになり、患者の負担も軽減される」
三鷹光器は話します。
MIPSは世界初の画像技術で日本での実用化のあと、海外への展開も期待されています。
(続く)
彩りプロジェクトでは、「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
「照明が落とされた舞台の上で新体操の選手が舞いながらスティックを振るたび、スクリーンに映し出された光のリボンが素早く円を描く・・・」
この光景は、昨年7月に行われた東京五輪のセレモニーにて披露されました。
選手が降るスティックを光の帯が追いかけ続け、あたかもスティックにリボンが付いているように見えたようです。
これらの演出に用いられたのが、パナソニックが開発した「高速追従型」のプロジェクションマッピングシステムです。
これまで、プロジェクションマッピングは建物や壁など静止物への映像の投影が一般的でした。
それを動く物体にも投影できるようにしたのが、昨年披露された新技術でした。
仕組みはこうです。
スティックの先端に付けられた特殊なマーカーが赤外線の光を受けると、高感度カメラが位置を捉えたのち、プロジェクターが適切な位置を捉えたのち、プロジェクターが適切な位置を割り出して投影します。
わずか1000分の2秒という遅延で、肉眼では時間のずれを感じさせません。
2016年に技術が確立した高速追従プロジェクションマッピングは、当初、明るさが1000ルーメンとその場に少しでも外から光が入ると見えなくなるレベルで実用化には十分でありませんでした。
パナソニックは2018年に2万7000ルーメンまで引き上げることに成功し、今回の披露に至りました。
動体への投影ができるようになった事でエンターテインメントでの利用の幅は一段と広がります。
今までこうしたショーでは、ダンサーの側がプロジェクションマッピングの動きに合わせていたために身体への負担が大きかったようです。
高速追従技術が進化したことでプロジェクションマッピングの方がダンサーの動きに合わせることができるようになり、俊敏で躍動感ある高いパフォーマンスの実現が可能になりました。
パナソニックの担当者は「中国を中心に広がりを見せているeスポーツや体を動かす室内ゲームでも、応用できる場面は増えていく」と鼻息も荒いようです。
これまで主にエンターテインメントで使われてきたプロジェクションマッピングでしたが、高速追従型の進化によりその用途が広がっているだけではなく、技術の向上とともに産業や医療など多方面で使われるようになっています。
医療の世界で近い将来、実用化されそうなのが、「メディカルイメージングプロジェクションシステム(MIPS)」と呼ぶ手術支援システムです。
基となる技術は、東京五輪セレモニーで使われた高速追従プロジェクションマッピングと同じです。
日本の医療分野の技術の実用化を支援する、国立研究開発法人日本医療研究開発機構が開発資金を拠出し、数年前から京都大学、パナソニック、医療機器を扱う三鷹光器(東京都三鷹市)が開発をスタートしました。
MIPSが活用出来そうなのが、肝臓の腫瘍摘出手術です。
こうした手術では通常、医師が事前にコンピューター断層撮影装置(CT)で臓器内の腫瘍の位置を把握する必要があります。
最近では、近赤外線を当てると光を放つインドシアニングリーン(ICG)という色素を患者の体内に注入して、正常な部分を蛍光させることで、摘出すべき部分が分かりやすくなる手法も用いられます。
しかし、蛍光部分と非蛍光部分が分かる画像はモニターに映し出されるため、医師は患部とモニターの間で何度も視線を往復させねばなりません。
そして、モニターで映し出される映像を撮影するカメラも別の医師が手で持っているため、どうしても手振れが起きてしまうという欠点がありました。
肝臓は他の臓器に比べても軟らかく、ゴロゴロと動きやすいため、手術の難易度は高いようです。
そこで、開発が進められ、医療関係者から承認が待たれているのがMIPSです。
ICGを患者の体内に注入するまでは従来の方法と同じですが、違うのは、モニターに移すのではなくプロジェクターで患者の肝臓に直接投影する点です。
肝臓自体が正常な部分とそうでない部分に色分けされるので医師はモニターと患部の間で視線を行き来させる必要はなくなり、肝臓に視線を集中して手術に取り組めます。
高速追従の機能も備わっているため、カメラが継続的に位置を捉え続けることで肝臓が動いたり変形したりすれば投映も動く仕組みとなっています。
臨床の場ではすでにMIPSは使用されています。
ある医師が担当した手術では、従来の6時間から約4時間に短縮できたと言います。
「こうしたシステムの導入により、経験や勘に頼っていた手術が今までよりもスムーズに行われるようになり、患者の負担も軽減される」
三鷹光器は話します。
MIPSは世界初の画像技術で日本での実用化のあと、海外への展開も期待されています。
(続く)
彩りプロジェクトでは、「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
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