マーケティング研究 他社事例 490 「可視化される・・・「信用」1」 ~通貨不要な時代は来るのか~
今のような貨幣経済が一般化したのは農耕社会から工業社会へのシフトがきっかけでした。
「貨幣経済の拡大は都市化に伴う無縁社会の拡大と関係している」
お互いの顔が見える村落共同体では、お金のやり取りより、おすそ分けや助け合いをベースにした贈与社会だったと考えられます。
しかし、都市化によって知らない人同士が暮らすようになり、互いを信用する手段としてお金と契約の概念が必要になったのでした。
そして、共通の尺度として信用度の高い法定通貨の重要度が増したのでした。
いま問われているのは、その通貨が今後も信用され続けるのかどうかです。
各国政府や中央銀行は法定通貨に影響するとして、リブラのような通貨への警戒感を隠しません。
しかし、通貨の信用を毀損しているのは国家でもあるのではないでしょうか?
国は輸出産業を後押しする目的で通貨安競争に明け暮れています。
中央銀行は大規模な量的緩和政策によって、自ら発行する通貨の価値を損ねています。
世界の通貨供給量はこの10年で劇的に増加、膨張は止まりそうにありません。
信用への揺らぎを露見させたのが仮想通貨ブームでした。
2013年、ギリシャ危機の余波でキプロスの銀行が行き詰まり、同国は預金引き出しや海外送金に制限をかけました。
その際に、一部の資金が仮想通貨のビットコインに流れました。
それは、国よりアルゴリズムが信用されたという事の証ではなかったのでしょうか。
もっとも、相場変動の激しさゆえに、ビットコインは通貨としての地位を築けませんでした。
その点、ドルなどの法定通貨で裏付け保証するリブラは安定性が期待できます。
価値が安定すれば信用力は備わる事でしょう。
ただ・・・、そのリブラでさえも通貨の変化の入り口にすぎないという指摘があるのをご存知でしょうか?
テクノロジーの進化によってモノは記録・スコア化されるので、わざわざお金でモノを価値と表現しなくてもいい時代がくるという考え方です。
1971年のニクソンショックで金とドルの兌換(だかん→とりかえるの意味)が停止され、実質資産の裏付けは消滅しました。
それ以降はモノから離脱したお金で価値を計測する時代が続きましたが、データでモノを解析できるようになれば、従来型のお金は不要になるというのも夢物語とは言えなくなります。
お金に対する意識も変化しています。
科学技術の発展や経済拡大を受けて世界中で見られるのは、着る物や住む場所といった「生存欲求」が満たされた若者が他者からの承認を求める姿です。
安価なファストファッションに身を包む一方で、時間をかけて体を鍛えるといった具合でしょうか。
体験を重視する「コト消費」の隆盛は、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが上位の欲求に位置付けた「承認の欲求」の充足につながります。
フェイスブックの「いいね!」やツイッターのフォロワーの数は基本、お金で買う事が出来ません。
承認はお金ではなく信用によって得られ、信用とは時間とスキルの掛け算で計算されます。
その時に重要になるのは承認を受ける為の「場」であり、周囲との関係性を築くための媒介となります。
その媒介としての通貨に注目する人々が増えています。
(続く)
彩りプロジェクトでは、「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
今のような貨幣経済が一般化したのは農耕社会から工業社会へのシフトがきっかけでした。
「貨幣経済の拡大は都市化に伴う無縁社会の拡大と関係している」
お互いの顔が見える村落共同体では、お金のやり取りより、おすそ分けや助け合いをベースにした贈与社会だったと考えられます。
しかし、都市化によって知らない人同士が暮らすようになり、互いを信用する手段としてお金と契約の概念が必要になったのでした。
そして、共通の尺度として信用度の高い法定通貨の重要度が増したのでした。
いま問われているのは、その通貨が今後も信用され続けるのかどうかです。
各国政府や中央銀行は法定通貨に影響するとして、リブラのような通貨への警戒感を隠しません。
しかし、通貨の信用を毀損しているのは国家でもあるのではないでしょうか?
国は輸出産業を後押しする目的で通貨安競争に明け暮れています。
中央銀行は大規模な量的緩和政策によって、自ら発行する通貨の価値を損ねています。
世界の通貨供給量はこの10年で劇的に増加、膨張は止まりそうにありません。
信用への揺らぎを露見させたのが仮想通貨ブームでした。
2013年、ギリシャ危機の余波でキプロスの銀行が行き詰まり、同国は預金引き出しや海外送金に制限をかけました。
その際に、一部の資金が仮想通貨のビットコインに流れました。
それは、国よりアルゴリズムが信用されたという事の証ではなかったのでしょうか。
もっとも、相場変動の激しさゆえに、ビットコインは通貨としての地位を築けませんでした。
その点、ドルなどの法定通貨で裏付け保証するリブラは安定性が期待できます。
価値が安定すれば信用力は備わる事でしょう。
ただ・・・、そのリブラでさえも通貨の変化の入り口にすぎないという指摘があるのをご存知でしょうか?
テクノロジーの進化によってモノは記録・スコア化されるので、わざわざお金でモノを価値と表現しなくてもいい時代がくるという考え方です。
1971年のニクソンショックで金とドルの兌換(だかん→とりかえるの意味)が停止され、実質資産の裏付けは消滅しました。
それ以降はモノから離脱したお金で価値を計測する時代が続きましたが、データでモノを解析できるようになれば、従来型のお金は不要になるというのも夢物語とは言えなくなります。
お金に対する意識も変化しています。
科学技術の発展や経済拡大を受けて世界中で見られるのは、着る物や住む場所といった「生存欲求」が満たされた若者が他者からの承認を求める姿です。
安価なファストファッションに身を包む一方で、時間をかけて体を鍛えるといった具合でしょうか。
体験を重視する「コト消費」の隆盛は、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが上位の欲求に位置付けた「承認の欲求」の充足につながります。
フェイスブックの「いいね!」やツイッターのフォロワーの数は基本、お金で買う事が出来ません。
承認はお金ではなく信用によって得られ、信用とは時間とスキルの掛け算で計算されます。
その時に重要になるのは承認を受ける為の「場」であり、周囲との関係性を築くための媒介となります。
その媒介としての通貨に注目する人々が増えています。
(続く)
彩りプロジェクトでは、「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
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