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教科書に載っていない良い職場とは その120 【衰退の第一段階②】

2021-09-29 08:32:15 | コミュニケーション
教科書に載っていない良い職場とは その120 【衰退の第一段階②】


さて、織田信長におけるこの衰退の第一段階はどこに潜んでいたのでしょうか?
時代の寵児として疾風のごとく駆け抜けていったので、あまりにも短い期間にそれは起こっていたのでした。
織田信長の場合、モトローラの様な強要は、既得権益を主張する団体に向けられました。
それは、宗教です。
信長は外来品を好んでいたと言われています。
ポルトガル人 宣教師 フロイス によりキリスト教の普及も許可したのも信長です。
もともと、仏教界への在り方に疑問を持っていた信長でしたので、当然の事でした。
1970年の長島一向一揆では肉親も無くしています。
1971年には、自分に反抗する比叡山延暦寺を攻め、焼き討ちにしてしまいます。
「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」
思い通りにならないものは殺すというイメージはここから来ています。
この行為から神をも恐れぬ男という異名がつけられました。
一向一揆は本願寺の指示で行われていました。
これらの勢力は、信長の革新性に異を唱えていたのでした。
そこで徹底的に根絶やしをするという方針のもとに信長は進んでいたように思います。
そして、こういった信長の恐怖政治は家臣にも波及していきました。
結果、将軍家や首都である京都の都、その他古くからの守護大名は軒並み、信長に背を向けていくのです。

織田信長は、1569年から戦いに明け暮れます。
それは、信長包囲網なるものが出来てしまったからです。
歴史を事象の表面だけでとらえるなら、利用できるものを徹底的に利用する信長という印象があります。
足利将軍家を擁護する姿勢を見せたかと思うと、自分の思い通りにならないと感じるとじょじょに遠ざけるようになります。
同盟相手に関してもそうです。
また配下にした大名や武将についても同じ事が言えます。
信長はいわゆる、不義理の連鎖の中で戦国を生き抜いたのでした。

(続く)



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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
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