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教科書に載っていない良い職場とは その126 【豊臣政権の衰退のステップを検証する 豊臣政権の誕生編】

2021-10-06 08:46:04 | コミュニケーション
教科書に載っていない良い職場とは その126 【豊臣政権の衰退のステップを検証する 豊臣政権の誕生編】


ジェームス・C・コリンズのビジョナリカンパニー 飛躍の法則の中で以下のように説明されています。
ビジョナリーな会社へと変化していく過程では、様々な要素が複雑に絡み合う事が検証されています。
・第五水準のリーダーシップ
・誰をバスに乗せるか
・必ず最後には勝つという革新
・規律の文化
・はずみ車
等が記述されています。

これらの事柄と歴史の事象を重ねて検証してみましょう。
明智光秀を滅ぼした、豊臣秀吉は清須会議へとのぞみます。
そこでは秘策を容易していました。
まずは、重臣に議論させます。
当然、論調は信長の息子達の中から跡取りを決めるというものです。
実は織田家の跡取りは織田信忠と決まっていたのですが、その信忠も本能寺の変で信長とともに亡くなってしまったのでした。
現代でもそうですが、こうなると次の跡取りは次男や三男といったように権利が移っていくのが常です。
当時の最大の候補は2名いましたが、秀吉の秘策はその候補に無かった織田信忠の遺児を後継者に指名したのです。
そして信忠の兄弟が後見人として支えると言う形にうまく話をまとめたのです。
そして、織田家の諸将は世継ぎに次々に挨拶におとずれますが、その子供を抱いているのは秀吉です。
自然と諸将は秀吉にひれ伏す形になったのでした。

この後は、秀吉の思った通りに事が運びます。
まずは、織田家内の柴田勝家との決戦で勝利した秀吉は織田家内での地位を確固たるものにしました。
そして朝廷に働きかけ、関白太政大臣を授かったのです。
この役職により主家である織田家よりも上位に位置した事により、自らの意志で動けるようになるのです。
小田原攻めで国内の反乱分子を平定しここに国内統一を達成するのです。

さて、豊臣政権は偉大な政権へと移行出来たかといえば、それは歴史が示しています。
まずは、世継ぎ問題が表面化してきます。
次なるリーダーの指名は豊臣政権の大きな課題となっていました。
また、バスを誰に乗せるか?についても、戦争が無くなった国内において重宝がられるのは官僚的な人材です。
今まで体を張って先頭になって戦って来た戦闘型の武将は、主役から降りなくてはならなくなっていたのです。
(続く)



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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
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