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教科書に載っていない良い職場とは その133 【徳川幕府の衰退のステップを検証する  一発逆転編】

2021-10-14 08:24:59 | コミュニケーション
教科書に載っていない良い職場とは その133 【徳川幕府の衰退のステップを検証する  一発逆転編】

次に偉大だった企業は一発逆転策に出ようとします。衰退のステップの第4段階です。実は当初に偉大さをもたらして来た規律に戻る事が出来れば、違った未来がある事も検証されています。
それらは以下のような取り組みです。
検証されていない大胆な飛躍は避ける。実証済みの強みをさらに強化する戦略的な買収を検討する。長期的に会社の存続を危うくしかねない行動を決してとらない。業績に焦点を合わせ、目に見える実績を積み重ね、新しい方向性を示す最強の証拠にする。リストラや一貫性の無い方針変更を行わない。規律ある経営幹部を求め、社内で実績をあげてきた人材を選ぼうとする、などです。

徳川政権は8代将軍吉宗の時代に行った享保の改革により一定の成果を上げます。
しかし、すでに長期的にみれば会社の存続を危うくしかねない戦略を選んでいたのです。増税による民衆との気持ちの乖離です。その後の将軍は増税を課していったのです。さらに文治政治と武断政治をいったりきたりすることで方針変更を繰り返す。幕府内で実績を上げてきた人材を選ぼうとするに関しては、将軍になる時に貢献した人材が抜擢されます。これでは、幕府内での業務に関するモチベーションも高まるはずはありません。

そして、15代将軍慶喜を迎えるわけですが、それでも吉宗の時代から100年以上後に大政奉還となるという事は、家康、秀忠、家光の時代にしっかりとした幕府の体制がつくられていたという証拠だと思います。




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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
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