右腕の育て方
4.突然変異はある日突然に!?
私たちは、星に願いを込めるかのように、常に社員に期待しています。
それは、良い右腕の出現についても同様で、社員は皆、良い人材に成長してほしいと願っています。
では皆さんは良い右腕が出現する条件があるのはご存知でしょうか。
今回のブログではそのあたりを深堀していきたいと思います。
『人の成長に関して変化が起こり続ける風土』
これが答えです。
さてその答えに行きつく前に、社員はある日突然右腕に変異するのでしょうか?
「そんなのはあり得ない」と誰もが答えますが、私にはほとんどの皆さんが星に願いを込めるかのように突然変異を期待しているのでは?と思ってしまいます。
また、誤った右腕の育て方を進める事で、右腕レースからコースアウトさせてしまっている事も沢山あります。
前回(右腕の育て方3. なぜ社員は成長する事をやめているのか?)ふれました、閉鎖性(自分たちが絶対となる)や誤った親和性(相性の良い同士がくっつく)が蔓延る風土からはどのような影響が起こるでしょうか?
① 曖昧な目標設定
まずは目標設定について考えて見ましょう。その風土にどっぷりつかっていると、それらの目標が曖昧である事にすら気づいていないかもしれませんが、目標が自体が目標になっていない事がありますし、さらに目標は達成されないものと認識されていれば、そのようなモノに成り下がっています。『曖昧』の根拠は判断基準が人が握っているという事です。これは他社からみたら、とても不思議な事ですが、それ自体まかり通ってい過ぎると違和感すら感じなくなるのです。
② 正しい(と思われる)(無難な)事しか言わなくなる
相手の顔色を窺った状態であれば容易に想像できますが、無難な事しか言わなくなります。それがその組織の処世術だからです。この状態も最初は違和感がありますが、徐々に麻痺してしまいます。
③ 組織の評価より、他の社員からの評価を気にする
360度評価の事を言っているではありません。判断基準が組織に無く、周囲の社員に委ねてしまっている状態を指摘しています。これは依存状態とも言えるので、各社員の主体性は発揮しづらくなります。やがて組織の停滞にもつながりますが、経営者がそのような状態を見抜く事が出来ませんので、組織に徐々にではありますがこれが浸透し、抜け出せなくなる酷い状態とも言えます。しかも組織が停滞していても何がボトルネックの問題となっているかが掴みづらいのですが、他の社員の評価を気にしているのならそれが引き金になっています。
これらの現象が見て取れる組織で上司はこのように嘆きます。
「なんでうちの社員はやる気がないんだ」
打ち手に困る上司が取る手段は一つです。
自らの成長です。
自分のコミュニケーション能力を見直したり、伝え方や聞き方などのセミナーに参加し始めます。
素晴らしいセミナーに出会った時は、部下にも進めます。
「きっとあなたにも将来役に立つ内容だから、このセミナーを受けてみればいいよ」
しかしとても残念なのですが、きっとそのセミナーの最大の効果を享受する事は無いでしょう。なぜなら、その内容よりも自分には優先すべき、基準を持ってしまっているからです。
でも上司は上司としての職務を全うし続けますので、より良い組織やチームにするために涙ぐましい努力をし続けるのです。このような上司が所属している会社は沢山あります。
「中間管理職は大変だよね」
私も本当にそう思います。
話を戻します。
右腕はある日突然に!?と言えば、残念ながら現在の風土では生まれようがありません。
日本にイノベーションが起こらなくなって久しいと言いますが、幼少期の育て方、学校教育の有り方が創造性あふれる人材を排除して来たのですから、そんな天才に生きづらさを与えて来てしまったので、しかるべき結果だったと言えます。
ですが、皆さんの会社はこのブログと出会った事で変わる事が出来ます。
その内容は次回の『待つか?育てるか?』に委ねたいと思います。
(右腕の育て方5へ続く)
・次回以降のテーマ
『待つか?育てるか?』
『参謀体験記』
≪人材育成のアンラーン 略して〔人アン〕≫のご紹介
https://hitoun.jp/
彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格12,000円(税込み)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!
詳しい、資料のご請求や、ご質問等は以下にメールをお待ちしております。
〔人アン紹介ホームページ〕URL https://hitoun.jp/
メール info@irodori-pro.jp もしくは info@hitoun.jp までお願いします。
〔風土改革HP〕 https://www.fuudokaikaku.com/
風土改革のお問合せ先 https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
4.突然変異はある日突然に!?
私たちは、星に願いを込めるかのように、常に社員に期待しています。
それは、良い右腕の出現についても同様で、社員は皆、良い人材に成長してほしいと願っています。
では皆さんは良い右腕が出現する条件があるのはご存知でしょうか。
今回のブログではそのあたりを深堀していきたいと思います。
『人の成長に関して変化が起こり続ける風土』
これが答えです。
さてその答えに行きつく前に、社員はある日突然右腕に変異するのでしょうか?
「そんなのはあり得ない」と誰もが答えますが、私にはほとんどの皆さんが星に願いを込めるかのように突然変異を期待しているのでは?と思ってしまいます。
また、誤った右腕の育て方を進める事で、右腕レースからコースアウトさせてしまっている事も沢山あります。
前回(右腕の育て方3. なぜ社員は成長する事をやめているのか?)ふれました、閉鎖性(自分たちが絶対となる)や誤った親和性(相性の良い同士がくっつく)が蔓延る風土からはどのような影響が起こるでしょうか?
① 曖昧な目標設定
まずは目標設定について考えて見ましょう。その風土にどっぷりつかっていると、それらの目標が曖昧である事にすら気づいていないかもしれませんが、目標が自体が目標になっていない事がありますし、さらに目標は達成されないものと認識されていれば、そのようなモノに成り下がっています。『曖昧』の根拠は判断基準が人が握っているという事です。これは他社からみたら、とても不思議な事ですが、それ自体まかり通ってい過ぎると違和感すら感じなくなるのです。
② 正しい(と思われる)(無難な)事しか言わなくなる
相手の顔色を窺った状態であれば容易に想像できますが、無難な事しか言わなくなります。それがその組織の処世術だからです。この状態も最初は違和感がありますが、徐々に麻痺してしまいます。
③ 組織の評価より、他の社員からの評価を気にする
360度評価の事を言っているではありません。判断基準が組織に無く、周囲の社員に委ねてしまっている状態を指摘しています。これは依存状態とも言えるので、各社員の主体性は発揮しづらくなります。やがて組織の停滞にもつながりますが、経営者がそのような状態を見抜く事が出来ませんので、組織に徐々にではありますがこれが浸透し、抜け出せなくなる酷い状態とも言えます。しかも組織が停滞していても何がボトルネックの問題となっているかが掴みづらいのですが、他の社員の評価を気にしているのならそれが引き金になっています。
これらの現象が見て取れる組織で上司はこのように嘆きます。
「なんでうちの社員はやる気がないんだ」
打ち手に困る上司が取る手段は一つです。
自らの成長です。
自分のコミュニケーション能力を見直したり、伝え方や聞き方などのセミナーに参加し始めます。
素晴らしいセミナーに出会った時は、部下にも進めます。
「きっとあなたにも将来役に立つ内容だから、このセミナーを受けてみればいいよ」
しかしとても残念なのですが、きっとそのセミナーの最大の効果を享受する事は無いでしょう。なぜなら、その内容よりも自分には優先すべき、基準を持ってしまっているからです。
でも上司は上司としての職務を全うし続けますので、より良い組織やチームにするために涙ぐましい努力をし続けるのです。このような上司が所属している会社は沢山あります。
「中間管理職は大変だよね」
私も本当にそう思います。
話を戻します。
右腕はある日突然に!?と言えば、残念ながら現在の風土では生まれようがありません。
日本にイノベーションが起こらなくなって久しいと言いますが、幼少期の育て方、学校教育の有り方が創造性あふれる人材を排除して来たのですから、そんな天才に生きづらさを与えて来てしまったので、しかるべき結果だったと言えます。
ですが、皆さんの会社はこのブログと出会った事で変わる事が出来ます。
その内容は次回の『待つか?育てるか?』に委ねたいと思います。
(右腕の育て方5へ続く)
・次回以降のテーマ
『待つか?育てるか?』
『参謀体験記』
≪人材育成のアンラーン 略して〔人アン〕≫のご紹介
https://hitoun.jp/
彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格12,000円(税込み)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!
詳しい、資料のご請求や、ご質問等は以下にメールをお待ちしております。
〔人アン紹介ホームページ〕URL https://hitoun.jp/
メール info@irodori-pro.jp もしくは info@hitoun.jp までお願いします。
〔風土改革HP〕 https://www.fuudokaikaku.com/
風土改革のお問合せ先 https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
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