マーケティング研究 他社事例 774 「国内エアラインでも始まる廃線判断」 ~需要創出に取り組まなかった地方空港のツケ~
皆さんもご存知の通り、コロナ禍で業績不振にあえいでいる筆頭と言えば、国内のエアラインです。
2020年10月発表の、構造改革のプランでは、国内高需要路線ANAブランドで維持し、関西、成田、中部空港発着の路線は、傘下のLCC(格安航空会社)のピーチ・アビエーションが担うとし、さらにANAホールディングスは今期は5100億円の最終赤字になると報告しました。
これら2つの大方針から漏れれば、各路線には整理・衰退のときが近づいてくる可能性があります。
その運命の時は、鉄道の廃線判断よりも早いかもしれません。
ANAの国内線の運休率は2020年11月で29%と大型連休中に85%が運休していたことから考えれば全体では大幅に改善しました。
しかし個別に見て行くと、週末などの特定の日を除き、「全便運休」が続く路線が23もあります。
こうした路線は、実はコロナ前から利用客が少なく、一般的に損益分岐点とされる搭乗率60%を下回っていたのです。
今後、さらなる利用低迷が予想される中、収支の改善はより困難を極めそうです。
現時点での「運休」はそのまま「路線廃止」に鞍替えするという予想を立てる専門家は多いいそうです。
業界のみならず多くの関係者の頭によぎるのは、2010年に経営破綻したJALが大ナタを振るったあのリストラ策です。
JALは当時、国内線の事業規模を約3割縮小、実に50路線を運休しました。
地方空港では、静岡、神戸など8拠点から撤退しました。
もし今回のコロナ過をきっかけにANAが大幅な路線整理に入るとなると真っ先に影響を受けるのが、日本列島全国津々浦々にある地方空港です。
というのも、JALの経営危機当時、各地方空港の命綱となったのがANAでした。
現在、ANAだけが就航する地方空港としては、北海道の稚内や紋別、北陸地方の富山、能登、中国地方の鳥取、米子、石見などがあります。
航空会社と空港が一緒に苦境に陥るという状況が現実味を帯びてもおかしくありません。
「地方空港はこれまで、需要の創出に真剣に取り組んでこなかった。今、そのツケが来ている」
そもそも手ぬるかったテコ入れ策に加え、各空港の望みの綱となってきたインバウンド需要も、コロナ禍で途切れ、復元の見通しは全く立っていません。
「新幹線で代替え出来る地域や、県内に複数の空港がある秋田や島根などは、空港そのものの淘汰が選択肢の一つになってくるだろう」
これまで地方空港には大都市、都市部とつながっているという心理的な効果があったかもしれませんが、直行便の廃止で利用客が減る恐れが強まり、産業の衰退に拍車がかかる可能性もあると専門家は言います。
コロナ禍が企業の地方からの撤退を招き、地方の衰退ラッシュにもつながる悪循環、企業は合理化を迫られ、大量に借金すれば別ですが自治体にもお金がない事から、それを断ち切るのは容易ではありません。
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。
彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格10,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
皆さんもご存知の通り、コロナ禍で業績不振にあえいでいる筆頭と言えば、国内のエアラインです。
2020年10月発表の、構造改革のプランでは、国内高需要路線ANAブランドで維持し、関西、成田、中部空港発着の路線は、傘下のLCC(格安航空会社)のピーチ・アビエーションが担うとし、さらにANAホールディングスは今期は5100億円の最終赤字になると報告しました。
これら2つの大方針から漏れれば、各路線には整理・衰退のときが近づいてくる可能性があります。
その運命の時は、鉄道の廃線判断よりも早いかもしれません。
ANAの国内線の運休率は2020年11月で29%と大型連休中に85%が運休していたことから考えれば全体では大幅に改善しました。
しかし個別に見て行くと、週末などの特定の日を除き、「全便運休」が続く路線が23もあります。
こうした路線は、実はコロナ前から利用客が少なく、一般的に損益分岐点とされる搭乗率60%を下回っていたのです。
今後、さらなる利用低迷が予想される中、収支の改善はより困難を極めそうです。
現時点での「運休」はそのまま「路線廃止」に鞍替えするという予想を立てる専門家は多いいそうです。
業界のみならず多くの関係者の頭によぎるのは、2010年に経営破綻したJALが大ナタを振るったあのリストラ策です。
JALは当時、国内線の事業規模を約3割縮小、実に50路線を運休しました。
地方空港では、静岡、神戸など8拠点から撤退しました。
もし今回のコロナ過をきっかけにANAが大幅な路線整理に入るとなると真っ先に影響を受けるのが、日本列島全国津々浦々にある地方空港です。
というのも、JALの経営危機当時、各地方空港の命綱となったのがANAでした。
現在、ANAだけが就航する地方空港としては、北海道の稚内や紋別、北陸地方の富山、能登、中国地方の鳥取、米子、石見などがあります。
航空会社と空港が一緒に苦境に陥るという状況が現実味を帯びてもおかしくありません。
「地方空港はこれまで、需要の創出に真剣に取り組んでこなかった。今、そのツケが来ている」
そもそも手ぬるかったテコ入れ策に加え、各空港の望みの綱となってきたインバウンド需要も、コロナ禍で途切れ、復元の見通しは全く立っていません。
「新幹線で代替え出来る地域や、県内に複数の空港がある秋田や島根などは、空港そのものの淘汰が選択肢の一つになってくるだろう」
これまで地方空港には大都市、都市部とつながっているという心理的な効果があったかもしれませんが、直行便の廃止で利用客が減る恐れが強まり、産業の衰退に拍車がかかる可能性もあると専門家は言います。
コロナ禍が企業の地方からの撤退を招き、地方の衰退ラッシュにもつながる悪循環、企業は合理化を迫られ、大量に借金すれば別ですが自治体にもお金がない事から、それを断ち切るのは容易ではありません。
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内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
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・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
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ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
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