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マーケティング研究 他社事例 576 「自動車部品メーカーの生きる道」 ~アイシン精機はMaaS事業へ進出~

2020-06-10 08:29:49 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 576 「自動車部品メーカーの生きる道」 ~アイシン精機はMaaS事業へ進出~


「グループ企業の決算が難しいことは認識している。新技術への対応を緩めず、中国やインドの市場が減速し、地場企業との競合もある」。

2月6日、トヨタ自動車の白柳正義執行役員は決算会見でこう説明しました。

その言葉通り、自動車部品大手の業績は「総崩れ」の状況です。

デンソーは2020年3月期の純利益見通しを従来予測から320億円引き下げ、前期比12%減の2250億円としました。

中国での販売減速などが響き、昨年10月に続く下方修正になりました。

トヨタグループ各社の予想も軒並み最終減益でした。

それでもトヨタ系はまだましな方かもしれません。

ホンダ系の中核、ケーヒンの2020年3月期の最終利益は46億円と前期から71%減る見通しです。(2020年2月現在)

販売不振が続く日産自動車系はさらに苦しく、新型コロナウイルスの影響が出てくるのもこれからと言えます。

トンネルの出口は見えて来ません。

そんな中、トヨタ系部品大手のアイシン精機が新たな事業を本格的に稼働させるようです。

ナビゲーションシステムやセンサーなど自社製品を組み合わせたシステムを、地方の乗り合いサービスに提供する「チョイソコ」です。

「MaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)」の一環で、2月6日に群馬県明和町での展開を発表し、4月からサービスを始めています。

アイシン精機は愛知県豊明市でスギ薬局と組んでチョイソコの実証実験を2018年に始めました。

200m間隔を意識しているという停留所は病院や公共施設、薬局の前に置き、利用者は会員登録した上で乗降場所をアイシン社内のオペレーターに伝えます。

同市では1回200円の有料運行に切り替え、黒字運営を実現しています。

住民の足となるMaaSで求められるのは、時間の正確さです。

チョイソコでは曜日や時間、天気などの情報を加味して道路状況を予測し、定時での運行に努めています。

「カーナビの弱点をデータなどで補い、より精緻な移動を実現している」とアイシン精機の加藤イノベーションセンター部長は話します。

2020年には兵庫県猪名川町、鹿児島県志布志市でも稼働する予定です。

トヨタもチョイソコを全国のディーラーで取り入れていく方針を示しており、「40近い自治体が導入を検討している」(加藤氏)と言います。

ディーラーや自治体が車両を保有し、アイシン精機はシステムの利用料を得るというビジネスモデルです。

ユーザーの声を高齢者向けの商品やサービスの開発にもつなげる方針との事です。

チョイソコの事業規模はまだ小さいですが、今後は「トヨタ以外のディーラーでも展開していきたい」(加藤氏)と鼻息も荒いです。

CASEなど技術革新の波を受け、部品各社も完成車メーカーからの自立が求められています。

アイシン精機のMaaS事業のように、新たな収益モデルを探る動きが広がってきそうですね。


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