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マーケティング研究 他社事例 576 「自動車部品メーカーの生きる道」 ~アイシン精機はMaaS事業へ進出~
「グループ企業の決算が難しいことは認識している。新技術への対応を緩めず、中国やインドの市場が減速し、地場企業との競合もある」。
2月6日、トヨタ自動車の白柳正義執行役員は決算会見でこう説明しました。
その言葉通り、自動車部品大手の業績は「総崩れ」の状況です。
デンソーは2020年3月期の純利益見通しを従来予測から320億円引き下げ、前期比12%減の2250億円としました。
中国での販売減速などが響き、昨年10月に続く下方修正になりました。
トヨタグループ各社の予想も軒並み最終減益でした。
それでもトヨタ系はまだましな方かもしれません。
ホンダ系の中核、ケーヒンの2020年3月期の最終利益は46億円と前期から71%減る見通しです。(2020年2月現在)
販売不振が続く日産自動車系はさらに苦しく、新型コロナウイルスの影響が出てくるのもこれからと言えます。
トンネルの出口は見えて来ません。
そんな中、トヨタ系部品大手のアイシン精機が新たな事業を本格的に稼働させるようです。
ナビゲーションシステムやセンサーなど自社製品を組み合わせたシステムを、地方の乗り合いサービスに提供する「チョイソコ」です。
「MaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)」の一環で、2月6日に群馬県明和町での展開を発表し、4月からサービスを始めています。
アイシン精機は愛知県豊明市でスギ薬局と組んでチョイソコの実証実験を2018年に始めました。
200m間隔を意識しているという停留所は病院や公共施設、薬局の前に置き、利用者は会員登録した上で乗降場所をアイシン社内のオペレーターに伝えます。
同市では1回200円の有料運行に切り替え、黒字運営を実現しています。
住民の足となるMaaSで求められるのは、時間の正確さです。
チョイソコでは曜日や時間、天気などの情報を加味して道路状況を予測し、定時での運行に努めています。
「カーナビの弱点をデータなどで補い、より精緻な移動を実現している」とアイシン精機の加藤イノベーションセンター部長は話します。
2020年には兵庫県猪名川町、鹿児島県志布志市でも稼働する予定です。
トヨタもチョイソコを全国のディーラーで取り入れていく方針を示しており、「40近い自治体が導入を検討している」(加藤氏)と言います。
ディーラーや自治体が車両を保有し、アイシン精機はシステムの利用料を得るというビジネスモデルです。
ユーザーの声を高齢者向けの商品やサービスの開発にもつなげる方針との事です。
チョイソコの事業規模はまだ小さいですが、今後は「トヨタ以外のディーラーでも展開していきたい」(加藤氏)と鼻息も荒いです。
CASEなど技術革新の波を受け、部品各社も完成車メーカーからの自立が求められています。
アイシン精機のMaaS事業のように、新たな収益モデルを探る動きが広がってきそうですね。
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、風土改革を軸にした「私の職場研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。ITソフトメーカー、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
「グループ企業の決算が難しいことは認識している。新技術への対応を緩めず、中国やインドの市場が減速し、地場企業との競合もある」。
2月6日、トヨタ自動車の白柳正義執行役員は決算会見でこう説明しました。
その言葉通り、自動車部品大手の業績は「総崩れ」の状況です。
デンソーは2020年3月期の純利益見通しを従来予測から320億円引き下げ、前期比12%減の2250億円としました。
中国での販売減速などが響き、昨年10月に続く下方修正になりました。
トヨタグループ各社の予想も軒並み最終減益でした。
それでもトヨタ系はまだましな方かもしれません。
ホンダ系の中核、ケーヒンの2020年3月期の最終利益は46億円と前期から71%減る見通しです。(2020年2月現在)
販売不振が続く日産自動車系はさらに苦しく、新型コロナウイルスの影響が出てくるのもこれからと言えます。
トンネルの出口は見えて来ません。
そんな中、トヨタ系部品大手のアイシン精機が新たな事業を本格的に稼働させるようです。
ナビゲーションシステムやセンサーなど自社製品を組み合わせたシステムを、地方の乗り合いサービスに提供する「チョイソコ」です。
「MaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)」の一環で、2月6日に群馬県明和町での展開を発表し、4月からサービスを始めています。
アイシン精機は愛知県豊明市でスギ薬局と組んでチョイソコの実証実験を2018年に始めました。
200m間隔を意識しているという停留所は病院や公共施設、薬局の前に置き、利用者は会員登録した上で乗降場所をアイシン社内のオペレーターに伝えます。
同市では1回200円の有料運行に切り替え、黒字運営を実現しています。
住民の足となるMaaSで求められるのは、時間の正確さです。
チョイソコでは曜日や時間、天気などの情報を加味して道路状況を予測し、定時での運行に努めています。
「カーナビの弱点をデータなどで補い、より精緻な移動を実現している」とアイシン精機の加藤イノベーションセンター部長は話します。
2020年には兵庫県猪名川町、鹿児島県志布志市でも稼働する予定です。
トヨタもチョイソコを全国のディーラーで取り入れていく方針を示しており、「40近い自治体が導入を検討している」(加藤氏)と言います。
ディーラーや自治体が車両を保有し、アイシン精機はシステムの利用料を得るというビジネスモデルです。
ユーザーの声を高齢者向けの商品やサービスの開発にもつなげる方針との事です。
チョイソコの事業規模はまだ小さいですが、今後は「トヨタ以外のディーラーでも展開していきたい」(加藤氏)と鼻息も荒いです。
CASEなど技術革新の波を受け、部品各社も完成車メーカーからの自立が求められています。
アイシン精機のMaaS事業のように、新たな収益モデルを探る動きが広がってきそうですね。
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
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経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、風土改革を軸にした「私の職場研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。ITソフトメーカー、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
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また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
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