マーケティング研究 他社事例 その277 「迫るインフラの老朽化2」 ~イノベーションで解決を~
山下社長は住友金属工業で耐食鋼材の研究をしていましたが、錆の不思議な特性に魅せられ、1997年に姫路工業大学に移って錆の研究に没頭したのです。
人工物の天敵のように思われている錆ですが、しかし鉄は本来、鉄鉱石という酸化された状態で自然界に存在しています。
つまり錆は、金属という不安定な状態に加工された鉄を、自然に返す現象とも言えるのです。
「自然の原理に抗うよりも、味方につけた方が良い」
新たな防錆に着眼した山下社長は、実用化を目指して大学を退職し、防錆の共同研究してきた専門家らとともに2012年、京都マテリアルズを創業しました。
同じ年の末に、山梨県の笹子トンネルで9人が死亡する天井板崩落事故が発生し、インフラの老朽化が注目を浴びるキッカケとなりました。
特に高度経済成長期に急ピッチで建造が進んだ道路や橋などは、2020年から2030年に老朽化のピークを迎えるとみられています。
国土交通省によると、現状でもインフラのメンテナンスの市場規模は約5兆円で、世界の推定市場規模は200兆円に上ります。
社会的な需要は大きく、基礎理論も試作品も揃い、いよいよ本格展開を考えていた京都マテリアルズですが、受注がなかなか決まらなかったのです。
「学会で基礎データを披露すれば興味を抱く人は多いが採用してくれる企業が出て来なかった」
技術系ベンチャーが陥りがちな罠に、京都マテリアルズははまっていました。
塗料を何層塗り重ねる必要があるかなど、顧客の状況に応じて施工の方法や費用をはじき出す為に必要な、営業用のデータが不足していたからです。
「すぐにでも改善策を必要としている顧客にまずは注力した」(山下社長)
離島の送電設備など、インフラが不安定で、かつ海水や風による影響で腐食が進みやすい施設に営業リソースを集中し、徐々に電力会社などから試験施工を獲得していったのです。
(続く)
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
山下社長は住友金属工業で耐食鋼材の研究をしていましたが、錆の不思議な特性に魅せられ、1997年に姫路工業大学に移って錆の研究に没頭したのです。
人工物の天敵のように思われている錆ですが、しかし鉄は本来、鉄鉱石という酸化された状態で自然界に存在しています。
つまり錆は、金属という不安定な状態に加工された鉄を、自然に返す現象とも言えるのです。
「自然の原理に抗うよりも、味方につけた方が良い」
新たな防錆に着眼した山下社長は、実用化を目指して大学を退職し、防錆の共同研究してきた専門家らとともに2012年、京都マテリアルズを創業しました。
同じ年の末に、山梨県の笹子トンネルで9人が死亡する天井板崩落事故が発生し、インフラの老朽化が注目を浴びるキッカケとなりました。
特に高度経済成長期に急ピッチで建造が進んだ道路や橋などは、2020年から2030年に老朽化のピークを迎えるとみられています。
国土交通省によると、現状でもインフラのメンテナンスの市場規模は約5兆円で、世界の推定市場規模は200兆円に上ります。
社会的な需要は大きく、基礎理論も試作品も揃い、いよいよ本格展開を考えていた京都マテリアルズですが、受注がなかなか決まらなかったのです。
「学会で基礎データを披露すれば興味を抱く人は多いが採用してくれる企業が出て来なかった」
技術系ベンチャーが陥りがちな罠に、京都マテリアルズははまっていました。
塗料を何層塗り重ねる必要があるかなど、顧客の状況に応じて施工の方法や費用をはじき出す為に必要な、営業用のデータが不足していたからです。
「すぐにでも改善策を必要としている顧客にまずは注力した」(山下社長)
離島の送電設備など、インフラが不安定で、かつ海水や風による影響で腐食が進みやすい施設に営業リソースを集中し、徐々に電力会社などから試験施工を獲得していったのです。
(続く)
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
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HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
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