マーケティング研究 他社事例 743 「偏りのある食糧需給」 ~先進国での食の無駄~
飽食の先進国で食べ物の廃棄を減らしても飢饉が常態化している地域に食糧が行き渡るわけではないと考える人もいると思います。
かくゆう私もそう思います。
しかし、国連世界食糧計画(WFP)は飢饉と食品ロスの強い関連性を主張しています。
限りある資源を大切にすることが、世界全体の食糧供給に余裕を持たせると考える為です。
食品ロス問題に火を付けたのも国連でした。
2011年、FAOが人の消費のために生産された食料の3分の1に当たる年間13億トンが捨てられているという「実態」を明らかにしたのです。
その後に掲げた「持続可能な開発目標(SDGs)」において、2030年までに小売り・消費レベルの1人当たり食料廃棄を半減する目標を打ち出しました。
日本でも事業系を中心に対策が進んでいます。
食品メーカーが賞味期限の表示を「年月日」から「年月」に変えたり、コンビニで期限が迫ったお弁当を割引販売したりする動きは定着しました。
食品ロスは減少傾向で、今後は個社に加えて、広い領域で連携を進めて取り組むことが求められています。
さらに重要なのが家庭のロス削減です。
2017年度の発生量は判明分だけで284万トンとなり、みずほ総合研究所は「賞味期限管理アプリなどデジタルツールは広がっており個人にどう意識してもらうかが課題だ」と話します。
先行きは不透明ですが、まずは捨てられるものを減らし、食糧が不足する地域に行き渡らせるべきです。
ではその適正配置はどのようにして行けばいいのでしょうか?
もしかしたら日本企業の技術力がその解決方法になるのかもしれません。
例えば、日本気象協会の取り組みには、『商品需要予測事業』なるものがあります。
これは2017年度から始められており、短期(日単位)、中期(週単位、15週先まで)、長期(月単位、6カ月先まで)の予測に加え、一般には出していない詳細な気象データを提供します。
これを基に「体感温度」を計算したり、ある商品がどの時期にどの程度売れるかを割り出したりし、コンサルティングも手掛けているのです。
顧客企業はその情報を商品の調達や陳列に活かす事が出来ると言う訳です。
豆腐メーカーの相模原食料は短期予想から冷ややっこの日々の需要を想定し、食品ロスを30%削減しました。
豆腐は消費期限が短く、生産段階から気候を考慮に入れる事で収益構造を高める事が出来たのでした。
ミツカンは中長期の予測から「いつまで冷たい麺が食べられるか」の時期を見通し、「冷やし中華のつゆ」の出荷時期を調整しています。
(続く)
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。
彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格10,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!
詳しい、資料のご請求や、ご質問等は以下にメールをお待ちしております。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
飽食の先進国で食べ物の廃棄を減らしても飢饉が常態化している地域に食糧が行き渡るわけではないと考える人もいると思います。
かくゆう私もそう思います。
しかし、国連世界食糧計画(WFP)は飢饉と食品ロスの強い関連性を主張しています。
限りある資源を大切にすることが、世界全体の食糧供給に余裕を持たせると考える為です。
食品ロス問題に火を付けたのも国連でした。
2011年、FAOが人の消費のために生産された食料の3分の1に当たる年間13億トンが捨てられているという「実態」を明らかにしたのです。
その後に掲げた「持続可能な開発目標(SDGs)」において、2030年までに小売り・消費レベルの1人当たり食料廃棄を半減する目標を打ち出しました。
日本でも事業系を中心に対策が進んでいます。
食品メーカーが賞味期限の表示を「年月日」から「年月」に変えたり、コンビニで期限が迫ったお弁当を割引販売したりする動きは定着しました。
食品ロスは減少傾向で、今後は個社に加えて、広い領域で連携を進めて取り組むことが求められています。
さらに重要なのが家庭のロス削減です。
2017年度の発生量は判明分だけで284万トンとなり、みずほ総合研究所は「賞味期限管理アプリなどデジタルツールは広がっており個人にどう意識してもらうかが課題だ」と話します。
先行きは不透明ですが、まずは捨てられるものを減らし、食糧が不足する地域に行き渡らせるべきです。
ではその適正配置はどのようにして行けばいいのでしょうか?
もしかしたら日本企業の技術力がその解決方法になるのかもしれません。
例えば、日本気象協会の取り組みには、『商品需要予測事業』なるものがあります。
これは2017年度から始められており、短期(日単位)、中期(週単位、15週先まで)、長期(月単位、6カ月先まで)の予測に加え、一般には出していない詳細な気象データを提供します。
これを基に「体感温度」を計算したり、ある商品がどの時期にどの程度売れるかを割り出したりし、コンサルティングも手掛けているのです。
顧客企業はその情報を商品の調達や陳列に活かす事が出来ると言う訳です。
豆腐メーカーの相模原食料は短期予想から冷ややっこの日々の需要を想定し、食品ロスを30%削減しました。
豆腐は消費期限が短く、生産段階から気候を考慮に入れる事で収益構造を高める事が出来たのでした。
ミツカンは中長期の予測から「いつまで冷たい麺が食べられるか」の時期を見通し、「冷やし中華のつゆ」の出荷時期を調整しています。
(続く)
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内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!
詳しい、資料のご請求や、ご質問等は以下にメールをお待ちしております。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
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