マーケティング研究 他社事例 771 「インバウンドが消えた地域の現状」 ~コロナウイルスの影響は計り知れない~
岐阜県の高山市は予想だにしていなかった人の流出、消費者の流出にぶち当たりました。
2020年11月上旬、高山市中心部の三町エリアには、年配の女性グループに修学旅行生といったように観光客はいるにはいました。
現状にほっとしている現地でしたが、近年の活気まで戻って来たのかというとそうではありません。
古くからの街並みが残る高山や古川、合掌造りで知られる世界遺産の白川郷などなど、飛騨高山は、訪日客にとってのいわゆる「ゴールデンルート」ではなく、中部国際空港(セントレア)からは電車で3時間半かかるなど、決してロケーションに恵まれているわけではありませんが、それを補ってあまりある観光資源で、多くの訪日客を引き寄せて来ました。
高山市を訪れる外国人観光客は2019年には宿泊者ベースで60万人を突破し、9万人弱という地元人口に対し、約7倍にも達しました。
市街地ではホテルの開業が相次ぎ、2013年度に0.99倍だった有効求人倍率は、2019年12月には1.86倍にまで改善していました。
誰もがこうしたバラ色の未来が続くことを願い、信じて疑いませんでした。
『インバウンドが消える』
こんな状況は誰もが想像していませんでした。
高山市中心部からバスで1時間ほどの奥飛騨温泉郷は、もともとのハイシーズンは登山客や避暑客が訪れる8月と紅葉の10月でしたが、近年は故郷では目にできない雪景色を目当てに訪れる中国南部や東南アジアからの宿泊客が増えていました。
「直近では年間60万人のお客さんのうち、10万人くらいが外国人で、このままなら冬も食っていける」
そんな期待は砕け散りました。
コロナ禍の暗転には目を覆いたくなるばかりで、2020年年明けからの訪日客が途絶えた所に、2020年2月のバスツアーの参加者の中に新型コロナウイルスの陽性者が確認され、宿泊は軒並みキャンセルされました。
2020年4月には客室50室を備える老舗旅館「奥飛騨薬師のゆ本陣」が約2億円の負債を抱えて倒産しました。
さらに、2020年9月公表の基準地価調査では、エリア内の1地点で、地価が前年比で9.3%下落しました。
「商業地区では全国最大の下落率」という不名誉な記録までついてきました。
とりわけ影響が深刻なのが、ホテルや、倒産した奥飛騨薬師のゆ本陣のように規模の大きな旅館です。
1990年代半ばから続く、「団体旅行から個人旅行へ」という変化の波に乗り遅れていましたが、インバウンド需要で息を吹き返していた途上でコロナ過が直撃した格好です。
一時は、『GOTOトラベル』の多少の恩恵がありましたが、そもそも日本国内の団体客には届きにくいものとなっていました。
この地の旅館やホテルは、バブル崩壊直前の平成初めに建て替えをしたところがほとんどで、その後の景気低迷と旅行需要の変容で設備投資の当てが外れてしまいました。
そして厳しい平成時代の歩みの最終盤に訪れたインバウンド景気も、もろくも崩れてしまいました。
飛騨高山には、元に戻るには相当な時間がかかること、元にはもう戻らないかもしれない事、そんな思いばかりが募っていそうです。
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。
彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格10,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!
詳しい、資料のご請求や、ご質問等は以下にメールをお待ちしております。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
岐阜県の高山市は予想だにしていなかった人の流出、消費者の流出にぶち当たりました。
2020年11月上旬、高山市中心部の三町エリアには、年配の女性グループに修学旅行生といったように観光客はいるにはいました。
現状にほっとしている現地でしたが、近年の活気まで戻って来たのかというとそうではありません。
古くからの街並みが残る高山や古川、合掌造りで知られる世界遺産の白川郷などなど、飛騨高山は、訪日客にとってのいわゆる「ゴールデンルート」ではなく、中部国際空港(セントレア)からは電車で3時間半かかるなど、決してロケーションに恵まれているわけではありませんが、それを補ってあまりある観光資源で、多くの訪日客を引き寄せて来ました。
高山市を訪れる外国人観光客は2019年には宿泊者ベースで60万人を突破し、9万人弱という地元人口に対し、約7倍にも達しました。
市街地ではホテルの開業が相次ぎ、2013年度に0.99倍だった有効求人倍率は、2019年12月には1.86倍にまで改善していました。
誰もがこうしたバラ色の未来が続くことを願い、信じて疑いませんでした。
『インバウンドが消える』
こんな状況は誰もが想像していませんでした。
高山市中心部からバスで1時間ほどの奥飛騨温泉郷は、もともとのハイシーズンは登山客や避暑客が訪れる8月と紅葉の10月でしたが、近年は故郷では目にできない雪景色を目当てに訪れる中国南部や東南アジアからの宿泊客が増えていました。
「直近では年間60万人のお客さんのうち、10万人くらいが外国人で、このままなら冬も食っていける」
そんな期待は砕け散りました。
コロナ禍の暗転には目を覆いたくなるばかりで、2020年年明けからの訪日客が途絶えた所に、2020年2月のバスツアーの参加者の中に新型コロナウイルスの陽性者が確認され、宿泊は軒並みキャンセルされました。
2020年4月には客室50室を備える老舗旅館「奥飛騨薬師のゆ本陣」が約2億円の負債を抱えて倒産しました。
さらに、2020年9月公表の基準地価調査では、エリア内の1地点で、地価が前年比で9.3%下落しました。
「商業地区では全国最大の下落率」という不名誉な記録までついてきました。
とりわけ影響が深刻なのが、ホテルや、倒産した奥飛騨薬師のゆ本陣のように規模の大きな旅館です。
1990年代半ばから続く、「団体旅行から個人旅行へ」という変化の波に乗り遅れていましたが、インバウンド需要で息を吹き返していた途上でコロナ過が直撃した格好です。
一時は、『GOTOトラベル』の多少の恩恵がありましたが、そもそも日本国内の団体客には届きにくいものとなっていました。
この地の旅館やホテルは、バブル崩壊直前の平成初めに建て替えをしたところがほとんどで、その後の景気低迷と旅行需要の変容で設備投資の当てが外れてしまいました。
そして厳しい平成時代の歩みの最終盤に訪れたインバウンド景気も、もろくも崩れてしまいました。
飛騨高山には、元に戻るには相当な時間がかかること、元にはもう戻らないかもしれない事、そんな思いばかりが募っていそうです。
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
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彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格10,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
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