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卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

教科書に載っていない良い職場とは 101 【不安のメカニズム①】

2021-09-06 09:05:36 | コミュニケーション
教科書に載っていない良い職場とは 101 【不安のメカニズム①】


原因と結果と目的に注目する事を見てきましたが、最後に不安のメカニズムを見て行きましょう。
社運をかけたプレゼンがあるときはなどは、とても不安を覚えるものです。
そして、この不安にも目的があるのです。
不安を感じると我々は以下の行動をとります。
1 厳戒態勢(異常を察知し、警戒する)
2 行動の喚起(行動を起こし準備する)
3 失敗の回避
人間とはまさに不安を覚える生き物です。
そして、その多くは未来に向けられています。(過去が不安だと言う人はいないと思います。この先の未来に不安があるのです。)
不安の感情には効能があり、回避に向けて準備する事が出来るのです。
しかし、逆の効能もあります。
自尊心を守る為の防衛手段として不安が使用されるのです。
不安と言う感情が警笛を鳴らしますが、失敗への恐れから、距離をとります。
どちからと言えばこちらを選択される方の方が多いと思います。
そんな時の対処方法です。
不安にも目的があるので、そこに注目してみたらいかがでしょうか。
以下の質問を自分にしてみて下さい。
「それを異常と考えるには、何かあなたの目的がありますか?」
「それがもとになって、あなたはどんなことが起こるだろうと考えていますか?」
「あなた自身が失敗するという事について、どう考えていますか?」




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教科書に載っていない良い職場とは 100 【結果が思ったものと違う場合】

2021-09-04 11:28:13 | コミュニケーション
教科書に載っていない良い職場とは 100 【結果が思ったものと違う場合】


感情は2つにカテゴリーされます。
「結合的な感情」と「分離的な感情」です。
「結合的な感情」は対人関係において、人と人を結びつける感情です。
具体的には、うれしさ、楽しさ、喜びなどです。
これらはプラスの感情を表現するものです。
「分離的な感情」は人と人を分離してしまう感情です。
具体的には、怒り、悲しみ、嫉妬、恐れ、不安、心配などです。
これらはマイナスの感情を表現するものです。
我々は上記の内容を理解する事が出来ます。
しかし、結果が思ったものと違う場合は、これらが正反対に作用する場合です。
例えばこんな状況です。
喜びの感情を場違いな状況や間違ったタイミングで使用してしまったら、それは共同体感覚を否定する事になり、共同体を破壊するかもしれません。
つまりそれは分離的な影響を与えます。
または、相手の失敗を指摘し、「ほら見ろ。俺の言うとおりにやらないからだ」といいます。
これは相手を軽蔑しています。
使用される感情が、その状況によってどのような役割を示すのかが基準であって、あらわされた感情自体に善悪は無いと思います。


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教科書に載っていない良い職場とは 99【原因と結果という考え方と結果には目的があるという考え方】

2021-09-03 11:07:44 | コミュニケーション
教科書に載っていない良い職場とは 99【原因と結果という考え方と結果には目的があるという考え方】


物事には、原因と結果という側面があります。
そこには何らかの因果関係があり、結果を変えたければ原因を追究しようというものです。
しかし、他の見方もあります。
全ての物事には動機があるという考え方です。
例えば、感情で見て見ます。
怒りという感情を見た場合、怒った目的は何なのか?に焦点を合わせます。
そして、怒りという感情を使用する事でどんな目的を達成できるかと考えてみるのです。
すると、例えば、相手を強制したかったなどの目的が見出せます。
さらに、言えば服従させたかったという事です。
怒りに任せて相手を服従させたかったという目的が見えて来るのです。
しかし、感情には2つの側面があると言われていますので、それを知らずして対応していると結果が思ったものと違うものです。


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教科書に載っていない良い職場とは 98【会社であっても社員をしつける必要があります】

2021-09-02 09:27:34 | コミュニケーション
教科書に載っていない良い職場とは 98【会社であっても社員をしつける必要があります】


【しつける】事はこちらの意図を理解し、改善して欲しいという思いが出て来てしまいます。
そこで、支配的な言葉になって表してしまいがちです。
そうなってしまうと、社員は良い学びの機会を逸してしまうのです。
一方、ルールや約束事が守られなかった場合はその行動の責任を社員自身が負う事があります。
これは罰則の内容にもよりますが、「行き過ぎている」「会社は無責任だ」といった論調になりがちです。
しかし、我々は子供時代からそうであったように、自分の選択により得られた結果に対しては責任を持ってきたはずです。
自由と責任は表裏一体なのです。
こういった理解が会社内に浸透していないといけません。
これらの結末を【論理的結末】とも言います。
「もし論理的結末が怒りによる脅威や強制という形で使用されたとしたら、そのとき結末の意味は消え、罰となってしまいます」
つまり、こういった事です。
子供と母親の関係を例にします。
夕飯が用意出来たと母親が知らせます。
この家庭では10分以内に食卓につかなければいけないルールです。
しかし、子供はゲームに夢中でなかなか席につきません。
1時間後にようやくお腹がすいたので、食卓につこうとしたら自分の夕飯がありません。
母親に尋ねると、「だって、すぐに来ないんだもん。あなたのご飯はさげっちゃったわよ」
すると子供は怒り出します。
母親は「明日はきちんと時間通りに食事しましょうね」
ここで、ゲームに夢中になっている子供に「食べないとお腹がすいてしまうよ。後で何もなくても怒らないでね」
と話しかけてしまうと子供に食事する事を強制したことになります。
そして無理に食べさせれば罰になってしまうという事です。
こういった事は職場でも頻繁に起こります。
就業規則にうたってあり、罰則の対象になるものを指摘された時に、それを見たことが無いと騒ぎ立てる社員などは目にする光景です。
そういった社員には「きちんと目を通しましょうね」
と伝え、目にする為の自由と責任をしっかりと果たさせましょう。
それが【しつける】という事です。



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定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!

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教科書に載っていない良い職場とは 97【会社であっても社員をしつける必要があります】

2021-09-01 09:20:38 | コミュニケーション
教科書に載っていない良い職場とは 97【会社であっても社員をしつける必要があります】


最近のメディアでは子供のしつけ方についての論調があるので、会社組織ではどうなのかを考えて見たいと思います。
会社組織に所属する人は一定の教養があり、社会性が備わっていると考えます。
しかし、育成する段階になると、なんだかあやふやな育成をしている会社が多いと言わざるを得ません。物事には、2つの結果があると思います。
ひとつは自然の結末です。つまり、自分自身の事は自分で決めなくてはならないが、自然の流れの中で発生する結末を予測して行動を起こすのも自分であり、その結果の責任を負うのも自分であるという考え方です。
子供が朝学校へ行く時に、雨が降りそうだと思い傘を持っていくか、どうかの決定は自分に委ねさせます。無理やり傘を持たせる事や、周囲の大人が先回りして準備してあげたら、その子供の学習機会を奪ってしまいます。
職場でもこのような場面は無いでしょうか?
助言はしておきます。
「そのままでは必ずうまくいかなくなるよ」
「もう少しお客さん目線でのプレゼンにした方が良いと思うよ」
しかし、その社員はアドバイスを受け入れませんでした。
結果の責任は本人が負うのが当たり前です。
それを痛感している社員に対して、あなたの言葉が「だから言っただろ」的な支配的な言葉だった場合の、その社員の学びは違うものになるでしょう。
私の助言を聞かなかったからだと我々は思いがちですが、そのようなアプローチはその社員の学びは自己責任から他者責任に移る事もあります。
ひどい場合は、交渉相手が悪いと転換してしまう事もありますので、行動の改善へ向かうチャンスを逸してしまうのです。
ここでの上司のアプローチは3つです。
「共感」、「提案」、「理解」です。
「うまくいかなくて落ち込んでいるでしょう」
「次へのモチベーションも上がらないでしょう」
「少し外で新鮮な空気でも吸って気分転換してみたら」
「ほかの人のプレゼンに同行してみたら」
「今回はこっぴどくやられちゃったね」
「ある意味ひどい目にあっちゃったね」
などの、会話を投げかけて見るべきです。
間違っても、「私の忠告を守らなかったからだ」という言葉は投げかけないで下さいね。
このようなアプローチが社員のしつけへとつながります。


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