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映画『東京家族』について

新宿梁山泊 第64回公演 『恭しき娼婦』

2018年10月10日 | 映画『東京家族』

――『薔薇園 グリスターン』第一章 物語二六から
      サアディー / 蒲生礼一 訳

 

 “ある非道者が貧者から無理矢理薪を買い取って、金持たちに与えていたということである。ある信心深い人が通りかかって、こう言った。

 
 「汝は見たものに嚙みつく蛇なのか、
  またとまったところに破滅をもたらす梟なのか?
  汝の力が、たとえ私に及ぼうとて、
  何で秘密を知る神に及ぼう!
  地上の民を虐げてはならぬ、
  その哀訴が天に届いてはならぬから!」と。

 
 この役人は彼の言葉に立腹し、その忠言に眉を顰めたが、さらにこれを気にかけようとはしなかった。”











2018. 10.14.(日)まで
東京芸術劇場 シアターウエスト



















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