明日開幕する高校野球、初戦の対戦組合せを確認します。
【全国高校野球選手権 初戦組合せ】
第1日(8/6)
▽1回戦
土浦日大-上田西
共栄学園-聖光学院
浦和学院-仙台育英
第2日(8/7)
▽1回戦
川之江-高知中央
履正社-鳥取商
英 明-智弁学園
愛工大名電-徳島商
第3日(8/8)
▽1回戦
花巻東-宇部鴻城
前橋商-クラーク国際
日大山形-おかやま山陽
大垣日大-近 江
第4日(8/9)
▽1回戦
鳥栖工-富山商
日大三- 社
市和歌山-東京学館新潟
立命館宇治-神村学園
第5日(8/10)
▽1回戦
東海大熊本星翔-浜松開誠館
明 豊-北 海
▽2回戦
創成館-星 稜
第6日(8/11)
▽2回戦
いなべ総合-沖縄尚学
立正大淞南-広 陵
慶 応-北 陸
文星芸大附-宮崎学園
第7日(8/12)
▽2回戦
明桜-八戸学院光星
専大松戸-東海大甲府
九州国際大附-(未定)
初戦の組合せが東西対抗にならなくなって久しいのですが、今回も同一地区対決、近隣対決が多くなってしまいました。
私は以前から何度も申し上げてきたように、初戦での近隣対決を絶対に避けるべきだという意見に変わりはありません。勿論、東西対決にしたとしても「奈良-三重」とか「滋賀-岐阜」などの対戦は起こりえます。今回も「大垣日大-近江」の隣県対決がありますが、これは地区が違いますし東西対決であっても起こりえるので大きな問題ではありません。しかし、甲子園で地区大会をやることは起こりません。そこは大切なことです。
「川之江-高知中央」
「立正大淞南-広陵」
「明桜-八戸学院光星」
「専大松戸-東海大甲府」
これらの対戦はやり方によって避けることができることです。それをしないのは高野連の怠慢といわれても仕方ありません。
何が悲しくて甲子園で地区大会をやらないといけないのか? これを疑問と思わないのだとしたら高野連の組織は終わっていますね。高校野球人気にも陰りが見えてきた感のある今、球数制限やタイブレークなど、野球の面白さを殺してしまうようなルール変更に走るようでは多くを期待する方が酷なのかも知れませんが、もう少し頭を使わないと大会そのものが廃れてしまいます。
さて、岡山代表のおかやま山陽ですが、3日目第3試合で日大山形と対戦します。東北勢との初戦対戦が多くなっている近年ですが、非常に勝率が良くありません。相性が非常に悪いのですが、今年はどうなるでしょうか? 最も暑い時間帯での試合です。これがどちらに奏功するか、はたまた障害になるのか、それは分かりませんが、甲子園での勝率が著しく悪い昨今の岡山勢ですから、そろそろ勝ち進む姿を見たいものです。
高校サッカーでの岡山学芸館の全国制覇に刺激を受けていない訳はないでしょう。岡山の野球の将来が懸念される事態だけは避けないといけませんから、ここらで勝っておきたいものですね。
それはともかく、現行の夏の甲子園初戦対戦方式は2007年から採用されていますが、東西対決方式で初戦対決があった北信越高野連の不平が理由と言われていますね。しかし、それならば北信越を東日本に入れて東海を西日本に入れるなど工夫をすれば良いと思います。事実、春の甲子園では2019年まで同地区の対戦は二回戦までないように配慮されていましたので、高野連本部は頭が悪いですね(呆れ)。もちろん、現場の球児(と監督)が現行の方式を支持しているならば仕方ないですが………。
現行の夏の甲子園の初戦対戦方式に話を戻しますが、「フリー対戦」と言っても東西東京と南北北海道は例外扱いというのも変な話に思えます。もっとも、「東西東京は例外」なのは2011年に高野連本部が「(他県では2002年から禁止の)春の甲子園一般枠三校選出も可能」と表明しています………。
最後に組み合わせ順にベスト8予想(三回戦までは決まっているので………)ですが、星稜・広陵・光星学院・九州国際大付・履正社・智弁学園・大垣日大・北海と見ています。あまり自信がありませんが(笑)。
英明といえば、旧校名が「明善」で1917年創立の女学校です。2001年に英明に校名を変更し共学になりました。高松の地元ではお世辞にも評判の良い学校とは言えませんが、私学は生き残りのために躍起なので今後がどうなるかは興味深いところです。
岡山県内でも、共学化されてから硬式野球部が設置された学校(旧女子校)に「創志学園」「明誠学院」「就実」「倉敷翠松」などがありますが、それぞれに独自に努力しているようです。一方、県下で唯一の男子校である関西は生徒確保に苦戦しており、資金難から野球部もかなり弱体化しています。
夏の大会で、昭和の頃には初戦で「桜美林-早実」の東西東京(当時は早実は東東京)の対戦がありました。あれ以降、東京同士の初戦での対戦がなくなりました。現場の選手や監督は現実的に勝利に近い方が良いと思う人もいるでしょうから、中国地区の島根以外の代表は島根代表と対戦することは悪いこととは感じないかも知れません。他地区の学校と対戦するよりも勝利の可能性が高いのですから(島根の皆さんすみません。あくまで私見です)
始まってしまえば、個人的意見は置いといて試合を純粋に楽しみたいものです。
おかやま山陽は監督は今も、海外青年協力隊にいらっしゃった方のままみたいですね。
私にとってある意味で感慨深い対戦ですが、明日は平日だし、もちろん見られません。
日大山形のエース菅井投手、かなりの好投手のようです。県大会決勝のダイジェストは見ましたが、投球フォームは佐々木朗希投手のリスペクトであることは一目瞭然です。今年の山形には、U-18合宿で馬淵監督が絶賛されたとされ、プロ志望届をだせば上位指名は固いとも言われる「2刀流候補」武田陸選手が山形中央にいましたが、その山形中央を決勝でガチンコから寄り切ってきた形ですから、強いと思います。おかやま山陽としては、意地を出して食らいつき、勝機を見出していくしかないと見ています。
しかし、第3試合・・
今年、その時間帯の試合では、勝負そのものより、ある意味、選手、そして応援団の健康が本気で心配になってきています・・。
まあまた煩いマス〇ミが元球児のとんねるず石橋であるとか、そういった著名人にあれこれ言わせてネガキャン仕掛けてる面は感じられますし、運営側にも水分補給タイムの導入や、数年内にアルプス席に屋根を掛けることを公表したり、以前よりかは柔軟になってきたかな、とは感じますが、今年の酷暑はあまりにも異常ですので。・・
本当に手遅れなことは、もう今の形態だと起こりうると思って、改革は望まれる段階だと思っています。
春の大会をテコ入れして、5,6月に各地方予選、9月ごろ全国大会、暑ければ早朝やナイターを多用もいいかもと思います。
・・会場の変更は・・私も考えたくありません。
おかやま山陽の堤監督は今でもアフリカなどで野球の普及活動に携わっています。シンバブエ代表監督として東京オリンピック予選にも出場しています。指導理念にあるように甲子園至上主義ではないので中々甲子園に出られませんが、たたき上げたチームなので底力がありますね。
日大山形に続いて大垣日大にも勝利した山陽の3回戦の相手が日大三という日大勢との3連戦になりました。準々決勝に進出して土浦日大と対戦するようなことにでもなれば、話題性にも事欠きません。焔硝岩にイッセーミヤケと名前だけが先走っていますが、欲がないチームなので面白いかも知れません。