J1昇格プレーオフ準決勝、アウェーのNDソフトスタジアム山形で行われたモンテディオ山形戦を振り返り、決勝に向けての決意を新たにしたいと思います。
やはり、山形は寒い! 「この時期はどこにいても寒いですよ」と山形サポさんには言っては見ましたが、岡山とは寒さのレベルが違うというもの。ただ、動けば暑いし汗も流れます。冬のスタジアム観戦にはこういうリスクも存在します。服装選びが非常に難しい。Jリーグの秋冬制に賛成できない理由は数多くありますが、時代の流れはそういう方向に向かって進んでいます。
一昨年、シティライトスタジアムで行われたプレーオフでは、シーズン3位のファジが6位のモンテに「0-3」の完敗。J1昇格への道を閉ざされました。2022シーズンはリーグ戦からJリーグ初の再開試合が行われたり、プレーオフを含めて4度対戦し、リーグ戦と再開試合を合わせて3勝していたファジが4度目の対戦で大敗を喫するなど、モンテディオ山形とは只ならぬ因縁を引きずっています。
では、その因縁浅からぬモンテディオ山形戦のスコアとスタッツです。
⚽先制点が試合の行方を左右すると誰もが語っていたように、とにかく先制するぞという意気込みはファジの選手からより多く感じられました。リーグ戦上位の山形は引き分けでもOKのレギュレーションが足枷になるという危惧が現実化してきたように感じられました。そんな微妙な力加減が本山の先制ゴールを生み、3分後の木村のシュートが岩渕に当たって方向が変って入った2点目にも繋がったと思います。
試合は後半開始早々の山形の川井が喰らった一発退場で方向性が決まったように感じます。見方は色々あるでしょうが、倒された後の報復と見なされる行為に取られても仕方のない動きでした。VARのないJ1昇格プレーオフですから紛らわしい行為は慎むべきと強く感じました。試合が決まってしまいますからね。
後半39分にカウンターから木村がダメ押し点を奪って「3-0」の快勝。2年前の雪辱を果たしました。しかし、これで何かが決まったわけではありません。
決勝でベガルタ仙台との対戦が決まりました。Cスタで行えるアドバンテージ付きです。
リーグ戦5位のファジがリーグ6位の仙台を迎え打つ戦い。今度はファジが上位チームのプレッシャーと戦うことになります。2016年に進んだプレーオフ決勝開催地は当時のキンチョウスタジアム(現:ヨドコウ桜スタジアム)でセレッソ大阪と対戦しました。雨が降り続く試合は「0-0」で迎えた終盤にセレッソの清原に押し込まれて先制を許し、そのまま「0-1」で押し切られての敗戦でした。あと一歩まで迫ったJ1昇格に手が届きませんでした。長居の雨の中に流れた涙を8年経った今、快晴のシティライトスタジアムで歓喜に変えましょう。
出典:https://www.fagiano-okayama.com/
色々あった今季の集大成としてファジが歩んだ16年間のJ2生活を乗り越えて、初めてJ1の地に一歩を印す為にも全員で勝ちましょう。必ずJ1に行きましょう。
機は熟しました。さあ、戦いの舞台へ向けて出発します。
では、皆さんCスタで歓喜の雄たけびをあげるのです。勝ちましょう。
よろしくお願い申し上げます。