折り返して後半戦に突入した五月場所は、照ノ富士に土がつき飛び交う座布団による事件が世間を賑わしていますが、それはここではスルーします。貴景勝も敗れて3敗目、今後の対戦相手を考えるとできるだけ取りこぼしたくないところです。
幕内の全勝が消え、1敗で照ノ富士、明生、朝乃山の3人が再び並んでトップに立ちました。
では、9日目の三段目取組結果です。
【9日目】
東 | 決まり手 | 西 | ||
欧翔山 | 〇 | 押し出し | ● | 安西 |
鋼 | 〇 | 突き落とし | ● | 豪乃若 |
豪白雲 | 〇 | 押し出し | ● | 颯雅 |
寅武蔵 | 〇 | 押し出し | ● | 千代太陽 |
芳東 | ● | 押し出し | 〇 | 大翔成 |
千代大和 | ● | 上手投げ | 〇 | 関塚 |
朝阪神 | 〇 | 押し出し | ● | 東輝龍 |
優力勝 | ● | 寄り倒し | 〇 | 庄司 |
雷道 | ● | 寄り切り | 〇 | 千代獅子 |
照寶 | 〇 | 上手投げ | ● | 銀星山 |
八女の里 | ● | 上手出し投げ | 〇 | 浜田山 |
天惠 | 〇 | 押し出し | ● | 常川 |
栃岐岳 | 〇 | 引き落とし | ● | 榛湊 |
川村 | 〇 | 寄り切り | ● | 爽 |
琴佐藤 | 〇 | 寄り切り | ● | 大場 |
高馬山 | 〇 | 寄り倒し | ● | 豪正龍 |
北勝栄 | 〇 | 寄り切り | ● | 都川 |
龍司 | 〇 | 突き落とし | ● | 北勝岩 |
鬨王 | 〇 | 押し出し | ● | 朝天舞 |
尼王 | ● | 叩き込み | 〇 | 大乗 |
千代烈士 | ● | 小手投げ | 〇 | 琴大樹 |
翔傑 | ● | 掬い投げ | 〇 | 益湊 |
備巌山 | ● | 掬い投げ | 〇 | 香富士 |
漣 | 〇 | 上手投げ | ● | 虎徹 |
家島 | ● | 寄り切り | 〇 | 濱ノ海 |
琴拓也 | ● | 押し出し | 〇 | 千代大宝 |
和歌桜 | 〇 | 押し出し | ● | 牧尾 |
若雅 | ● | 押し倒し | 〇 | 朝志雄 |
魁郷 | ● | 切り返し | 〇 | 欧山田 |
藤乃若 | 〇 | 引き落とし | ● | 豊雅将 |
豊翔 | 〇 | 押し出し | ● | 佐々木山 |
竜輝 | 〇 | 叩き込み | ● | 永田 |
安房乃国 | ● | 掬い投げ | 〇 | 琴羽黒 |
周志 | ● | 押し出し | 〇 | 濱豊 |
丸勝 | 〇 | 押し出し | ● | 西田 |
頂 | 〇 | 押し出し | ● | 白旺灘 |
穂嵩 | 〇 | 送り出し | ● | 宮田 |
羅王 | ● | 上手投げ | 〇 | 大翔樹 |
日向龍 | ● | 寄り切り | 〇 | 朝弁慶 |
琴挙龍 | ● | 寄り切り | 〇 | 丹治 |
花房 | 〇 | 押し出し | ● | 大昇龍 |
隠岐の富士 | ● | 寄り切り | 〇 | 千代雷山 |
若錦翔 | ● | 上手出し投げ | 〇 | 延原 |
続いて、10日目の三段目取組です。
【10日目の取組】
東 | 西 | |
北勝伊 | - | 新屋敷 |
寺尾海 | - | 隆の龍 |
爆羅騎 | - | 朝翔 |
金沢 | - | 美 |
魁佑馬 | - | 本間 |
龍勢旺 | - | 魁新丸 |
津軽海 | - | 満津田 |
稲葉 | - | 絢雄 |
須山 | - | 吉野 |
栃満 | - | 天 |
山藤 | - | 志摩錦 |
葵 | - | 有瀬 |
三島 | - | 坂井 |
佐藤 | - | 向田 |
木瀬の海 | - | 北洋山 |
勝呂 | - | 林虎 |
風の湖 | - | 西太司 |
石井 | - | 春雷 |
美浜海 | - | 大雷童 |
千代大聖 | - | 朝大洞 |
赤虎 | - | 川渕 |
土佐清水 | - | 朝心誠 |
小滝山 | - | 朝乃丈 |
鷹翔 | - | 小力 |
悠錦 | - | 村山 |
剛士丸 | - | 克乃富士 |
須崎 | - | 将軍 |
碧天 | - | 麒麟龍 |
納谷 | - | 琴ノ藤 |
天風 | - | 時乃平 |
多良浪 | - | 恵比寿丸 |
高麗の国 | - | 柏王丸 |
大海 | - | 神谷 |
千鵬 | - | 大雄翔 |
富豊 | - | 北勝就 |
新隆山 | - | 謙信 |
大ノ蔵 | - | 早南嶺 |
秋良 | - | 錦国 |
大青山 | - | 出羽大海 |
旭大星 | - | 毅ノ司 |
慶天海 | - | 琴大進 |
西太司が10日目に対戦するのは、押尾川部屋の風の湖です。令和4年9月初土俵の20歳、現在の地位が最高位です。番付が載ってから3場所目という若手の有望株です。
身長は互角ですが体重では西太司が上回ります。強く当たって先手必勝ですね。挫折知らずのスピード出世の相手に厳しさを教えてやるのも大事なことです。
私の個人的見解としては、照ノ富士が意地を持って一歩リードか、と思っていますが、朝乃山を上位と組ませるなら、手負いの貴景勝(昨日は彼に勝った相手が錦木だったので嬉しかったですが、今日の金峰山戦は本当にいいところない完敗で、残りを考えるとそろそろ心配ですね‥)、豊昇龍はなるべくスルーして、12日目か13日目の結びに照ノ富士ー朝乃山戦を組むという英断、その前後に霧馬山に朝乃山をぶつける、という大英断を期待しますが・・そんな期待に応えてくれる組織ではなさそうかな、という気はしますね💦
まあ、私の個人的感情での関心は
「残り5日間翠富士が奇跡を起こして勝ち越し、新三役に望みをつなげるか?」
「幕下4枚目、藤枝出身21歳のホープ颯富士は十両に向けて勝ち越せるか?」ですけどね(笑)
今日、愛知の知人からラインで「最近、静岡の関取おおいな!」と言われました。とうとう、他県の人からこんな言葉を言ってもらった。90年代の、力士ひでりの地だった静岡でっった私には、涙が出そうに嬉しく・・昼休みに1人でジーンとしていました(笑)
北青鵬や落合、金峰山など、期待の若手が次々出てきていますね。
錦木みたいな「田舎の中卒者が、夢を見て這い上がる」感じはなくても、例えば鳥取城北高校は地元の西中学というところが下部組織的?に全国から越境入学してきて、相撲に打ち込んで、北青鵬みたいにそのルートから角界に入る力士も多いらしいし、静岡の関取も翠富士や熱海富士の母校・飛龍によって多くなった。
アマ相撲から駆け上がる、新時代なのかもしれませんね‥
今後はさらにその状況が加速して来るでしょう。あまり「たたき上げ」が称賛されなくなる時代になって来つつあります。