雨で1日順延された大会6日目、以下の2回戦3試合が行われました。6日目の第2試合からは今大会の2試合目になる学校が出て来ます。
【第6日目】
▽2回戦
健大高崎-報徳学園
氷見-山梨学院
高知-履正社
甲子園では1回戦シードされて2回戦から出て来る学校と既に1試合を行って来た学校を比較すると2試合目の学校が有利とされますが、さてどうでしょう?
試合結果です。
▽2回戦
報徳学園 030 200 020│7
健大高崎 100 000 100│2
(報)盛田・間木-堀
(高)小玉・加藤-箱山
氷 見 100 000 000│1
山梨学院 020 100 01X│4
(氷)青野-大澤
(山)林-佐仲
履正社 001 000 010│2
高 知 010 000 02X│3
(履)福田・増田-坂根
(高)西村真・平・辻井-高木
⚾今大会はあまり点数が入らないのですが、第1試合の報徳は7点取りました。機動破壊を標榜する健大高崎は機動力を発揮する間もなく投手陣の乱調に泣きました。第2試合、第3試合と1回戦を勝ち上がった学校が勝利し、ジンクスは守られた感じです。近畿勢は今大会苦戦が多く、桐蔭とそれ以外の構図が際立ってきました。
7日目の第2試合で参加36校が出揃います。
【第7日目】
▽2回戦
クラーク記念国際-沖縄尚学
高松商-東邦
▽3回戦
作新学院-英明
香川勢が続けて登場します。それに比べて、岡山は・・・! 夏は頑張りましょう。
第3試合から3回戦です。
「勝敗ではない 21世紀枠の価値」
上記は昨日第三試合に関連しての本日25日付の記事にあった見出しですが、山梨学院大付・吉田洸二監督の前任校・松浦清峰のことまで持ち出して「愚行枠」を正当化する内容でした(苦笑)。しかし、当時の『報知高校野球』で吉田監督は「不利な環境を言い訳にする限り甲子園出場は不可能」と言っていたので(名コンビの清水央彦部長に至っては『21世紀枠が公立校を堕落させた』とまで言っていました)、正直私は今回の記事がウソ臭く感じました。もっとも、三年連続対一般枠全敗も最大三点差(『徳島女子マネージャー枠』2ー5東海大菅生)だったことで、「前年秋の成績を軽視して選出しても通用する」と『毎日新聞』&日本高野連本部はますます図に乗るのでしょうね(呆れ)。
>甲子園では………2回戦から出て来る学校と既に1試合を行って来た学校を比較すると2試合目の学校が有利とされます
1978~85年までは初戦連敗するなど、毎年夏の甲子園の四十九番目に登場する学校の初戦勝敗は8勝35敗というデータで雄弁に証明されていますね。
なお、本日の初戦勝敗予想は⭕(第一試合)だったので、通算は10勝5敗1分け(タイ・ブレークは引き分け扱い)で終わりました(笑)。その第一試合はカードを考えるともう少し接戦を予想していましたが、「なつぞら枠」に敗れた前回の初戦敗退以降Beトゥギャ崎が何処かもろく感じるのは私だけでしょうか?
開始された当初、21世紀枠にはそれほど否定的な考えはありませんでした。しかし、選抜理由があまりにも人気取りに走るきらいがあると感じ始めた頃から、この選抜方式に否定的要素が大きくなりました。恵まれない環境で頑張っている学校は彼らだけではありません。全てを網羅するのであれば、それはもう全国大会ではないということです。まあ、しばらくは継続するでしょうが、そろそろ突っ込むのが疲れてきました(苦笑)
一年目の宜野座、二年目の鵡川のおかげですが、結果的に『毎日新聞』&日本高野連本部を図に乗らせてしまったので(両校とも一般枠では完全選外の成績でした)、この両校の活躍は功罪相半ばというところでしょうか。
>しかし、選抜(選出では?)理由があまりにも人気取りに走り始めると感じた頃から、この選抜方式に否定的要素が大きくなりました。
2003年春の「蓮池枠(=柏崎)」が正にその第一歩だったと私は思います。幸い甲子園では、相手校も春夏通じて初出場(ただし一般枠)&開幕戦だったことで大敗は避けられましたが、このことも『毎日新聞』&日本高野連本部による正当化に使われた可能性が高いように思えます。
以前もコメントした通り、「愚行枠」を今年春で廃止して2000年までの一般枠三十二校に戻すことが私の希望ですが、トーナメントに入れずに同枠選出校だけの交流試合(もちろんTV中継は無し)までならば存続しても良いと考えています。
21世紀枠が継続する間、岡山県は神奈川県と2県のみになった「地区推薦校を一校も出していない」立ち位置を堅持してほしいと思っています。それには新興校よりも、玉島商や岡山南等の長らく遠ざかっている古豪に類する公立勢が心配の種です(笑) その点、神奈川県はY校などの少数派になるので心配無用かと思います。