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ネコの不妊療法>手術は不要、注射1本で繁殖を防ぐ米国の不妊法研究>人間にも応用可能?

2023年11月12日 23時03分13秒 | 医学と生物学の研究のこと
ネコは野生動物の大きな「脅威」 手術は不要、注射1本で繁殖を防ぐ米国の不妊法研究(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース 




ネコは野生動物の大きな「脅威」 手術は不要、注射1本で繁殖を防ぐ米国の不妊法研究
11/7(火) 11:02配信


研究者は、6匹のネコにネコ版AMHの遺伝子を持ったウイルスを、比較のため3匹のネコに遺伝子を含まないウイルスを注射した。なお、ウイルスが運び屋となって遺伝子はネコの筋肉細胞のDNAに入り込み、何年もホルモンを分泌し続ける。その結果卵胞の発育が抑止され、排卵できなくなる。すなわち、注射1本で永続的に不妊にできて、手術は不要というわけだ。

>これは、基本的にヒトにも応用可能です。確か、第2次大戦中にナチスドイツが、ユダヤ人の断種のために同様な薬剤を研究していたという話を聞いたことがあります。ちょっと怖いですね☆



米国シンシナティ動植物園の絶滅危惧動物保護研究センターで、新しい不妊法の研究に参加しているメスのネコたち。(PHOTOGRAPH BY MADELEINE HORDINSKI)


「ネコ活」や「ネコノミクス」などの造語も広まり、今やすっかりネコの人気は定着している。ネコを飼っている人はもちろん、そうでなくても、テレビやネットで見かけるネコのかわいい姿に日々癒されている人は多いに違いない。だがその一方で、ネコは野生動物にとって大きな脅威だ。世界自然保護連合はネコを「世界の侵略的外来種ワースト100」にリストアップしており、米国では、最大で年間40億羽の鳥と220億匹の小型哺乳類がネコに殺されているという報告がある。日本にこうしたデータはないものの、アマミノクロウサギをはじめとする離島の希少種だけでなく、本土の普通の野生動物にとっても問題であることは環境省の研究で明言されている。


【関連写真】ネコに殺された232匹の動物たち、ほか写真8点


「天敵のいない野良ネコたちが増えすぎて、在来種の哺乳類、爬虫類、鳥類が姿を消してしまった島もあります」と話すのは、米ノースカロライナ州立大学の生態学者で哺乳類保護活動家のローランド・ケイズ氏だ。また、飼いネコの狩りの範囲について研究したことのあるケイズ氏は、特に自然保護区やビーチに隣接する住宅地が問題になりやすいと指摘する。


 ネコによるそんな被害を少しでも減らす対策の一つが、ネコの繁殖力を抑えることだ。そこで、飼いネコや野良ネコの数を管理すべく、安全で新しい遺伝子技術による不妊処置法を米国の研究チームが開発し、2023年6月に学術誌「nature communications」に発表した。


 日本では「地域ネコ」や「さくらネコ」などと呼ばれているが、野良ネコを捕まえて不妊手術や去勢手術をした後また野生に戻す「TNR(トラップ・ニューター・リターン)」という方法がある。これは、個体数の抑制に効果があるものの、獣医師の協力をはじめ、手術代をどのように捻出するかや、手術を受けるネコの体への負担が比較的大きいなどの問題があった。


「高い技能を持つ獣医師を必要とせず、普通の人が誰でもネコに注射を打てるようにする必要がありました」と、研究を率いたシンシナティ動物園の動物研究ディレクターであるウィリアム・スワンソン氏は言う。

卵子を包む卵胞の発達を止めるホルモンから着想
不妊化治療の研究に使われたネコたちと遊ぶリンジー・バンザント氏(写真)は、野良ネコの保護活動を行っている「インペリルド・キャット・シグネチャー・プログラム」のディレクターだ。(PHOTOGRAPH BY MADELEINE HORDINSKI)


 米ハーバード大学の生殖生物学者デビッド・ペピン氏も研究を率いた一人だ。氏がネコの不妊の世界に足を踏み入れたきっかけは、「抗ミュラー管ホルモン(AMH)」を使ったヒト卵巣がんの治療法の研究だった。ペピン氏は、このホルモンが、卵巣とそのなかにある卵胞(卵子を包み込んで保護しているもの)に重要な影響を与えていることを発見した。


「AMHは、思ったよりもずっと強力でした。これがあれば、卵胞の発育もコントロールできます」。ペピン氏は、これを不妊に応用できるのではと考えた。


 理由はこうだ。赤ちゃんは、卵巣のなかに原始卵胞を持って生まれてくる。思春期以降になると、月経周期ごとに約20個の原始卵胞が発育を始め、そのうちの1個だけが選ばれて排卵し、受精が起こる。AMHはこの発育途中の卵胞から分泌されて、他の原始卵胞が発達を始めないようにし、既に発育中の卵胞についてはその速度を遅らせるのだ


 また、AMHの受容体(シグナルとして受け止める部分)は、骨や脳や免疫系には存在せず、卵巣、下垂体、子宮にほぼ限定されている。「つまり、副作用がとても少ないということです」とペピン氏は指摘する。


ネコのお見合いで効果を確認
スワンソン氏は、最初の遺伝子技術の研究に参加した健康なネコ3匹を引き取った。そのうち、カタリーナ(写真左)とアンティレスは今もスワンソン氏の家で暮らしている。(PHOTOGRAPH BY MADELEINE HORDINSKI)


 ペピン氏は、非営利団体であるマイケルソン・ファウンド動物基金の協力を得て、この研究をネコにまで広げることにした。AMHがネコに与える影響を調べるため、ホルモンの遺伝情報をネコの細胞に届けて、通常よりも多くAMHを分泌させようと試みた


 研究者は、6匹のネコにネコ版AMHの遺伝子を持ったウイルスを、比較のため3匹のネコに遺伝子を含まないウイルスを注射した。なお、ウイルスが運び屋となって遺伝子はネコの筋肉細胞のDNAに入り込み、何年もホルモンを分泌し続ける。その結果卵胞の発育が抑止され、排卵できなくなる。すなわち、注射1本で永続的に不妊にできて、手術は不要というわけだ。


 AMHの処置を受けたネコでは、一部の卵胞が発育を始めたが、やがて次第に弱くなり、排卵する前に発育は止まった。


 この処置の不妊への効果は、実際にネコのお見合いを行って確かめられた。


 処置を受けたメスと繁殖力のあるオスを引き合わせたところ、6匹のメスのうちオスと交尾したのは2匹で、結果はどちらも妊娠に至らなかった。逆に、処置を受けなかった3匹は全て2~4匹の子ネコを生んだ。つまり、AMHは排卵を抑え、不妊化治療は成功した。


 この結果を聞いて不安になる人がいてもおかしくないと、ペピン氏は言う。「言ってみれば、不妊を引き起こすウイルスを作ってしまったんです。そこから物語が始まるSF小説はたくさんありますからね」


 とはいえ、不妊ウイルスの流行を恐れることはない。このウイルスは自己増殖できず、感染しないように開発されるため、不妊症がうつるリスクはない。


 今回の研究結果は、6匹のネコで試しただけの予備的なものであり、実用化にはさらなる検証が必要だろう。だが、過去7年間このプロジェクトに取り組んできたスワンソン氏は、比較的簡単にできるこの方法は、「望み通り機能させられれば、本当に状況を一変させる可能性があります」と、野生生物の脅威となるネコ対策を強力に推し進める手段になると見立てている。


※この記事はナショナル ジオグラフィックとYahoo!ニュースによる共同連携企画です。


文=CONNIE CHANG/訳=荒井ハンナ




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「横田空域」>戦後日本」のヤバすぎる現実…「東京上空」に存在する「奇妙な空域」の「衝撃的な正体」

2023年11月12日 20時03分15秒 | 社会のことなど




「戦後日本」のヤバすぎる現実…「東京上空」に存在する「奇妙な空域」の「衝撃的な正体」
11/10(金) 6:33配信



現代ビジネス
photo by gettyimages

横田空域>
この境界線の内側上空でなら、米軍はどんな軍事演習をすることも可能ですし、日本政府からその許可を得る必要もありません。2020年(米会計年度)から横田基地に配備されることが決まっているオスプレイは、すでにこの空域内で頻繁に低空飛行訓練を行っているのです

 東京の場合、横田空域の境界は駅でいうと、上板橋駅、江古田駅、沼袋駅、中野駅、代田橋駅、等々力駅のほぼ上空を南北に走っています。高級住宅地といわれる世田谷区、杉並区、練馬区、武蔵野市などは、ほぼ全域がこの横田空域内にあるのです。


 日本には、国民はもちろん、首相や官僚でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が存在し、社会全体の構造を歪めている。


【写真】なぜアメリカ軍は「日本人」だけ軽視するのか…その「衝撃的な理由」


 そうした「ウラの掟」のほとんどは、アメリカ政府そのものと日本とのあいだではなく、じつは米軍と日本のエリート官僚とのあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源としている。


 『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』では、最高裁・検察・外務省の「裏マニュアル」を参照しながら、日米合同委員会の実態に迫り、日本の権力構造を徹底解明する。


*本記事は矢部 宏治『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(講談社現代新書)から抜粋・再編集したものです。


「戦後日本」という国
 おかしい。


 不思議だ。


 どう考えても普通の国ではない。


 みなさんは、ご自分が暮らす「戦後日本」という国について、そう思ったことはないでしょうか。


 おそらくどんな人でも、一度はそう思ったことがあるはずです。アメリカ、中国に次ぐ世界第三位の経済大国であり、治安のよさや文化水準の高さなど、誇るべき点もたしかに多い私たちの国、日本。しかしその根っこには、どう隠そうとしても隠しきれない、とんでもない歪みが存在しています。


 たとえば私が本を書くたびに触れている「横田空域」の問題です。


 じつは日本の首都圏の上空は米軍に支配されていて、日本の航空機は米軍の許可がないとそこを飛ぶことができません。いちいち許可をとるわけにはいかないので、JALやANAの定期便はこの巨大な山脈のような空域を避けて、非常に不自然なルートを飛ぶことを強いられているのです。


 とくに空域の南側は羽田空港や成田空港に着陸する航空機が密集し、非常に危険な状態になっています。


 また緊急時、たとえば前方に落雷や雹の危険がある積乱雲があって、そこを避けて飛びたいときでも、管制官から、


 「横田空域には入らず、そのまま飛べ」


 と指示されてしまう。


 6年前に、はじめてこの問題を本で紹介したときは、信じてくれない人も多かったのですが、その後、新聞やテレビでも取り上げられるようになり、「横田空域」について知る人の数もかなり増えてきました。


 それでもくどいようですが、私は今回もまた、この問題から話を始めることにします。


 なぜならそれは、数十万人程度の人たちが知っていればそれでいい、という問題ではない。少なくとも数千万単位の日本人が、常識として知っていなければならないことだと思うからです。



エリート官僚もよくわかっていない「横田空域」
PHOTO by iStock


 もちろんこの「横田空域」のような奇怪なものが存在するのは、世界を見まわしてみても日本だけです。


 では、どうして日本だけがそんなことになっているのでしょう。


 私が7年前にこの事実を知ったときに驚いたのは、日本のエリート官僚と呼ばれる人たちがこの問題について、ほとんど何も知識を持っていないということでした。


 まず、多くの官僚たちが「横田空域」の存在そのものを知らない。ごくまれに知っている人がいても、なぜそんなものが首都圏上空に存在するかについては、もちろんまったくわかっていない。


 これほど巨大な存在について、国家の中枢にいる人たちが何も知らないのです。


 日本を普通の独立国と呼ぶことは、とてもできないでしょう。


 「いったい、いつからこんなものがあるのか」
「いったい、なぜ、こんなものがあるのか」


 その答えを本当の意味で知るためには、この本を最後まで読んでいただく必要があります。じつは私自身、右のふたつの疑問について、歴史的背景も含めて完全に理解できたのは、わずか1年前のことなのです。


世田谷区、中野区、杉並区の上空も「横田空域」
PHOTO by iStock


 まず、たしかな事実からご紹介しましょう。


 横田空域は、東京都の西部(福生市ほか)にある米軍・横田基地が管理する空域です。


 いちばん高いところで7000メートル、まさにヒマラヤ山脈のような巨大な米軍専用空域が、日本の空を東西まっぷたつに分断しているのです。


 ここで「米軍基地は沖縄だけの問題でしょう?」と思っている首都圏のみなさんに、少し当事者意識をもっていただくため、横田空域の詳しい境界線を載せておきます(書籍版に掲載)。


 東京の場合、横田空域の境界は駅でいうと、上板橋駅、江古田駅、沼袋駅、中野駅、代田橋駅、等々力駅のほぼ上空を南北に走っています。高級住宅地といわれる世田谷区、杉並区、練馬区、武蔵野市などは、ほぼ全域がこの横田空域内にあるのです。


 この境界線の内側上空でなら、米軍はどんな軍事演習をすることも可能ですし、日本政府からその許可を得る必要もありません。2020年(米会計年度)から横田基地に配備されることが決まっているオスプレイは、すでにこの空域内で頻繁に低空飛行訓練を行っているのです(富士演習場~厚木基地ルートなど/オスプレイの危険性については『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』第2章で詳述します)。


 むやみに驚かすつもりはありませんが、もしこの空域内でオスプレイが墜落して死者が出ても、事故の原因が日本側に公表されることはありませんし、正当な補償がなされることもありません。


 そのことは、いまから40年前(1977年9月27日)に同じ横田空域内で起きた、横浜市緑区(現・青葉区)での米軍ファントム機・墜落事件の例を見れば、明らかです。


 このときは「死者二名、重軽傷者六名、家屋全焼一棟、損壊三棟」という大事故だったにもかかわらず、パラシュートで脱出した米兵2名は、現場へ急行した自衛隊機によって厚木基地に運ばれ、その後、いつのまにかアメリカへ帰国。裁判で事故の調査報告書の公表を求めた被害者たちには、「日付も作成者の名前もない報告書の要旨」が示されただけでした。


 こうした米軍が支配する空域の例は、日本国内にあとふたつあります。中国・四国地方にある「岩国空域」と、2010年まで沖縄にあった「嘉手納空域」です。


巨大な空域に国内法の根拠はない
写真:現代ビジネス


 「横田空域」と「岩国空域」という、米軍が管理するこのふたつの巨大な空域に関して、私たち日本人が、もっとも注目すべきポイントがあります。


 それは空域の大きさではありません。


 私たちが本当に注目しなければならないのは、


 「この横田と岩国にある巨大な米軍の管理空域について、国内法の根拠はなにもない」


 という驚くべき事実なのです(「日米地位協定の考え方 増補版」)。


 「自国の首都圏上空を含む巨大な空域が、外国軍に支配(管理)されていて、じつはそのことについての国内法の根拠が何もない」


 いったいなぜ、そんな状況が放置されているのでしょうか。


 さらに連載記事<なぜ日本はこれほど歪んだのか…ヤバすぎる「9つのオキテ」が招いた「日本の悲劇」>では、日本を縛る「日米の密約」の正体について、詳しく解説します。


矢部 宏治





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秋の夕闇、雨上がりの境内に

2023年11月12日 17時03分12秒 | 日々の出来事
秋が深まる、境内です⭐



10/28/2023
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今年のサンクスギビングデー(感謝祭)はいつ?

2023年11月12日 11時03分07秒 | 国際情勢のことなど
今年のサンクスギビングデー(感謝祭)はいつ?2021年、2020年など直近5年分の日付まとめ

2024年は、11月21日木曜日。




アメリカとカナダの伝統的な祭日であるThanksgiving Day(サンクスギビングデー)、日本語では感謝祭と訳されます。サンクスギビングデーは毎年日付が固定されているわけではなく、アメリカでは11月の第4木曜日、カナダでは10月の第2月曜日とされているため、毎年変動します。

今回は2021年は、11月25日木曜日となります。



サンクスギビングデーとは?



今では、家族や親戚が集まって七面鳥をはじめとした料理を食べる日という印象を持っている方が多いかと思いますが、もともとの起源はヨーロッパからアメリカに渡った人々が秋の収穫を祝い、収穫方法を教えてくれたネイティブ・アメリカンを招き、一緒にお祝いをしていたことがサンクスギビングデーの始まりです。




アメリカでは、サンクスギビングデーの翌日の金曜日はブラックフライデーと呼ばれ、お店では大セールが行われ、多くの買い物客で賑わいます。

また、翌月曜日はサイバーマンデーと呼ばれ、アマゾンをはじめとしたオンラインショッピングサイトで大セールが行われます。

サンクスギビング前後では様々なイベントが用意されていて、アメリカでは一年間の中でも重要な祭日の一つとされています。

以下はlinkで

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朝の駅前>秋葉原駅で

2023年11月12日 06時03分21秒 | 日々の出来事
秋葉原駅です❗

これから、仕事に行きます🍀



11・21・2020




9/17/2020
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