ニュースなはなし

気になるニュースをとりあげます

東大蹴って医学部ってあり?」現役医学生が語るリアル

2024年03月07日 20時03分07秒 | 医学部と医師の育成のこと

「東大蹴って医学部ってあり?」現役医学生が語るリアル(3) (msn.com) 



『Dr.Eggs ドクターエッグス 』(集英社)より/©︎三田紀房
©リセマム
 大学の医学部に入ってからの生活を描いた漫画、『Dr.Eggs』。漫画のタイトルどおり「お医者さんの卵」たちのストーリーを描いたものだ。


 本記事では、筆者(全国で教育支援事業を行っている東大生集団 カルペ・ディエム代表 西岡壱誠)が、実際に医学部に通う大学生たちとこの漫画を読み、話を聞いた医学部の実情を共有する。


 今回取材に協力してくれたのは、前回に引き続き、慶應義塾大学(以下、慶應)医学部2年生のSKさんだ。彼は、東京大学理科一類と慶應医学部の両方に合格し、慶應医学部を選んだ「東大を蹴った人」だ。なぜ彼は東大ではなく、慶應を選んだのか? 話を聞いてみた。


自分は「医者に向いていないのでは?」と思っていた
 九州で育った彼は、小さい時に自分の祖父が脳震盪で倒れた時に、お医者さんがそれを助けてくれた経験から、ぼんやり「医者になりたい」と考えるようになった。医者という職業が、その人個人だけでなく、その家族や近しい存在のことも癒してくれる存在だと感じたからだ。


 しかし、その選択肢を長い間、排除していたそうだ。その理由は意外なものだった。


 「自分、血が苦手だったんです。医者になったら血を見ることになるから、自分は医者にはなれないなって」


 なので、高校1年生までは東京大学理科I類志望で、医学部は考えていなかった。漠然と、誰かの役に立つ仕事がしたいとは思っていて、その最たる例はお医者さんだと考えていたけれど、それでも医者にはなれないと考えていた。「医者以外の職業で考えると、まだ決めきれないな」と考えた結果、選択肢の多い東京大学を目指したのだそうだ。


 さてそんな時に、彼は知り合った医師に対してその話を打ち明けたところ、意外なことを言われたそうだ。


 「『血が苦手、というのは、医者にならない理由にならないと思う』って言われたんです。どうせ血になんて慣れる。そんなに医者に憧れているのなら、医者になるべきだって」。


なぜ東大理一と慶應医学部を受けたのか

 この話を聞いて、「やっぱり医者になるのも良いな」と思った彼は、慶應医学部の入試と東大の理科一類の試験を受けることを決めた。さすがに学力的に理科三類は難しいと考え、2つの大学を受けたのだそうだ。その結果、東大の入試が終わった段階で、慶應医学部の1次試験に合格していることがわかった。それも、特待生として認められる上位10人に入った形での合格だった。九州に住んでいた彼は、同級生の何人かが九州に帰る中、ひとりで東京に残り、慶應医学部の2次試験を受けたという。慶應医学部の2次試験は面接で、あまり面接の準備をしてきていなかった彼だったが、方言バリバリで話したところそれが逆に先生方から「純粋で良いね。君みたいな子に入ってもらいたい」と言ってもらえたそうだ。


  その結果、慶應医学部に見事合格した。その結果が出たのは東大の合格発表はまだ先だったが、慶應医学部に行くことを決めたのだそうだ。


 「受験中は『どういう道に進むかは、大学に合格してから考えよう』と考えていたので、受かってから悩みました。でも、やっぱり僕の中で、いちばん人の役に立てる選択肢って、医者だったんですよね。東大ももちろん良い大学だし、東大のシステム的に、理科一類でも後から頑張れば医学部に行くこともできるかもしれないけれど、やはり医者に『君みたいな子に入ってもらいたい』って言われたところに行きたいな、と。」


 蓋を開けてみたら東大も合格できていたが、慶應を選んだことに後悔はないそうだ。


入学後も学び続ける医学部生の日常
 彼のように、医者に憧れる理由のひとつとして、「誰かの役に立ちたい」と考える人は多い。逆に、あらゆる選択肢の中で、「いちばん誰かの役に立つ仕事」は医者だと考えているからという理由で医者になろうとしている人は多いのだ。Dr.Eggsにもこんなシーンがある。

以下はリンクで、








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ビオトープの雲、 | トップ | 棋王戦藤井八冠が防衛に王手... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

医学部と医師の育成のこと」カテゴリの最新記事