丹羽宇一郎氏の駐中国大使就任内定を歓迎します

新首相が党役員や内閣の人事を内定していると報道があります。所詮政治家のたらい回しです。新鮮味を出すための演出には、目を背けたくなります。

一方、マスコミの扱いは地味ですが、新首相が丹羽宇一郎氏を駐中国大使に充てる意向との報道（2010.6.6付け日経新聞）に、私は驚きました。丹羽氏は総合商社伊藤忠商事の社長を務め、今年まで会長であった方です。潔い退任を残念に思っていたところでした。丹羽氏の情報発信力は卓越で、マスコミに登場するだけでなく、著作も多数です。サラリーマン経営者にも係わらず、行政組織のあり方、指導者のあり方などを発信し続けており、古典への造詣も深く、私が常々尊敬している方です。

外務省ＯＢの指定ポストであった大使を民間人が務めることで、新風を巻き起こしてほしいと思います。