れもん&みるく

徒然日記

岩手県の今(2013年7月)・2

2013年07月17日 06時54分24秒 | ひとりごと
7月13日午前中は
陸前高田市を語り部の方とまわり

午後は釜石~大槌町をまわりました。

釜石市の鵜住居地区で
「津波てんでんこ」を実践して
中学生・小学生が全員無事避難できたと
「釜石の奇跡」として震災後注目をあびました。

私も5月に和歌山県の防災津波センターで
釜石の奇跡について学び
日頃の防災意識がいかに大切かを感じました。

地元の方はそのことを
「マスコミはヒーローを作って話を美談にする」と
おっしゃていました。



鵜住居地区防災センターです。

こちらには3月3日の避難訓練の時も
たくさんの方が避難場所としてここへ集まりました。

そして地震当日もたくさんの方が集まりました。

中には地域の保育園児も・・・

1階には祭壇があり
月命日のすぐ後だったので
お菓子やおもちゃがたくさんお供えされてました。

2階の天井にはたくさんの手形が残されていました。
避難してきた保育園児を抱きかかえ
天井にしがみついて水から逃れようとされていた
後だと聞きました。

釜石の奇跡とたたえられた
小学校・中学校のすぐとなりの
保育園児がこの建物の中で津波に
のみこまれたのです。

美談だけが語り継がれていくのは・・・

大槌町役場です。



役場の前に対策本部を設置するために
町長以下幹部職員が集まったところに
津波が襲いかかり全員が亡くなられたそうです。

震災後も町の機能が停止したままだったそうです。



ひょっこりひょうたん島のモデルの蓬莱島



大槌駅
ホームだけ残っています。

この周りはプロパンガスが爆発
その火に流れてきた車がぶつかって爆発
流れてくる家々を燃やし
焼け野原になった地域です。

ここで奇跡的に逃げ延びた方の
お話も聞きました。

いろいろな偶然が重なって生き延びれた
これからは生かしてもらった命で
復興の為に生きたいと・・・

過去の津波の被害を考えて
立派な防波堤のあった地域

防波堤を軽々乗り越えてきた
津波は確かに想定外だったのでしょう。

想定内の災害だけが来るわけではない

言葉ではなかなか・・・

追記 軽々と防波堤を乗り越えてくる津波の
恐ろしさを「両石 津波」で検索して
YouTubeで見て下さいとのことでした。
コメント (2)
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