(「河北新報」平成30年6月21日(木)付け記事より引用)
宮城県柴田町内の視覚障害者や支援者らでつくる団体「四季さくら」は19日、視覚障害者も乗れる2人乗りの「タンデム自転車」の試乗会を町地域福祉センターの駐車場で開いた。障害のある人ら約20人が参加し、サイクリングの爽快感を楽しんだ。
タンデム自転車は、県視覚障害者情報センター(仙台市)から借り受けた。前の席で支援者がハンドルとブレーキを扱い、障害のある人が後ろの席で一緒にペダルを踏んだ。敷地内を1周して戻ると、他の参加者は大きな拍手をして迎えた。
20年近く前に病気の影響で視力を失った同町の早坂洋子さん(69)は夫の敏雄さん(70)と試乗。「22年ぶりにペダルをこいだ。風を切って運転を楽しみ、爽やかな気持ちになった」と笑顔を見せた。
四季さくらの豊川光雄会長(69)は「参加者には人生の途中で目が見えなくなった人が多く、自転車に乗る気持ち良さを思い出してほしかった」と話した。
四季さくらは昨年2月に発足。2カ月に1回程度、交流会を開いている。「選挙時に自筆で投票したい」などと行政への要望活動も展開する。連絡先は豊川会長080(1658)1932。
宮城県柴田町内の視覚障害者や支援者らでつくる団体「四季さくら」は19日、視覚障害者も乗れる2人乗りの「タンデム自転車」の試乗会を町地域福祉センターの駐車場で開いた。障害のある人ら約20人が参加し、サイクリングの爽快感を楽しんだ。
タンデム自転車は、県視覚障害者情報センター(仙台市)から借り受けた。前の席で支援者がハンドルとブレーキを扱い、障害のある人が後ろの席で一緒にペダルを踏んだ。敷地内を1周して戻ると、他の参加者は大きな拍手をして迎えた。
20年近く前に病気の影響で視力を失った同町の早坂洋子さん(69)は夫の敏雄さん(70)と試乗。「22年ぶりにペダルをこいだ。風を切って運転を楽しみ、爽やかな気持ちになった」と笑顔を見せた。
四季さくらの豊川光雄会長(69)は「参加者には人生の途中で目が見えなくなった人が多く、自転車に乗る気持ち良さを思い出してほしかった」と話した。
四季さくらは昨年2月に発足。2カ月に1回程度、交流会を開いている。「選挙時に自筆で投票したい」などと行政への要望活動も展開する。連絡先は豊川会長080(1658)1932。