泉区生活支援ネットワーク

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視覚障害超え力強い旋律 初演奏会へ練習に熱

2015年09月07日 | 余暇・芸術・スポーツ情報
(「河北新報」平成27年9月7日(月)付け記事より引用)
 仙台圏の視覚障害者でつくる音楽サークル「ウェルフェア・ムジカ」による初めての演奏会が21日、仙台市青葉区の市福祉プラザで開かれる。「目が不自由でも音楽で人を楽しませることはできる」が団体のモットー。本番に向け、練習に熱がこもる。

◎盲導犬と舞台「楽しく演奏」

 宮城県視覚支援学校(青葉区)の音楽室に、モーツァルトの「トルコ行進曲」が力強く響いた。
 サークル代表の只野哲さん(61)=若林区=がピアノを弾き、メンバーで同校1年の本橋利譲さん(32)=富谷町=は箱形の打楽器カホンを打ち鳴らす。本橋さんの盲導犬が傍らでじっと見守る。
 演奏会に向けた練習は約半年前に始まった。「より良い音楽を届けるため、しっかり準備する」と只野さん。
 演奏会は「日本の懐かしい歌」「クラシック」「ポップス」の3部構成。ピアノやフルート、トランペット、カホンで、童謡「春よ来い」や歌謡曲「お富さん」、ビゼー「歌劇カルメンより闘牛士の歌」など多彩な曲を披露する。
 サークルは、視覚障害者の交流会で知り合った只野さんらが音楽の話で意気投合し、2013年4月に結成した。名前は福祉を表す英語と音楽を意味するラテン語を組み合わせた。
 メンバーは30~70代の男女5人。武蔵野音大卒の只野さん、地域のマーチングバンドに所属していた本橋さんら音楽経験者ばかりだ。
 「盲導犬と一緒に舞台に上がり、楽しく演奏したい」と本橋さん。只野さんは「障害者は支援を受ける立場と思われがちだが、演奏会では自分たちから来場者に音楽の魅力を発信する」と意気込む。
 演奏会は午後2~4時。入場無料。連絡先は只野さん090(6854)0997。
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