泉区生活支援ネットワーク

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宮城県内初の視覚障害者グループホーム開所 東北では青森市に次ぎ2例目(河北新報)

2019年05月09日 | 視覚障害・聴覚障害支援
「河北新報」令和元年5月8日付記事より引用)
 県内初の視覚障害者のグループホーム「六星庵(ろくせいあん)」が仙台市太白区八木山南に開所した。市内の認定NPO法人が運営し、目の不自由な人たちが快適に共同生活を送れるよう万全なサポートを心掛ける。

 運営するビートスイッチによると、同様のグループホームは東北では青森市に次ぎ2例目。1日の開所とともに岩手、宮城両県の20~60代の9人が入所した。

 建物は木造2階で延べ床面積約190平方メートル。6畳の個室6部屋を備える。

 食事は共用のリビングで行うが、各部屋にもIHクッキングヒーター付きのキッチンやトイレを設置し、入居者のプライベートを確保した。わずかな光を感じ取れるように、明るい壁と暗い床の明暗を強調するなどの工夫を施している。

 希望者が定員をオーバーしたため、近くにアパート3部屋を借りた。2カ所を見守る職員は21人。24時間いつでも1人は常駐し、食事の用意や外出支援に当たる。

 入居したマッサージ師の岩間真さん(34)は「ワクワク。何とかやっていけそう」と期待。母の由利さん(59)は「『親亡き後』が心配でしたが、これで自立への一歩を踏み出せます」と話した。

 視覚障害者が知的障害者のグループホームなどに入居しても、他の入所者と体がぶつかったり、施設職員が十分サポートできなかったりのトラブルに悩まされることが少なくないという。千葉康彦副代表は「見えてない部分は工夫しながら支える。1人で生活する力を養ってほしい」と話す。
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