(「河北新報」令和4年9月24日付記事より引用)
ジャムに加工 生地には米粉
特産で「新定番に」
山形市の障害福祉サービス事業所「クリエイティブハウス未知」が、山形県特産のスイカを使ったパンを開発した。障害者の就労や賃金向上に農業を活用する農福連携の一環として考案。働きがいと経済成長をうたった持続可能な開発目標(SDGS)にもつながる試みで、事業所の利用者らは「メロンパンのような定番パンに」と意気込む。
県産米を使った丸形の米粉パンにスイカの模様に見立てた十字の切り込みを入れ、尾花沢市で生産が盛んなスイカを煮詰めた「スイカ糖」とスイカエッセンスを合わせたジャムを加えた。一個120円。8月末に発売した。
製造を担当するサービス管理責任者の村山桂子さん(49)は「『メロンパンのようなスイカパン』がコンセプト。スイカ本来の甘みと米粉パンが合う」とPRする。
同事業所はクッキーなどの製造を手がける。スイカのパンは昨年から、塩パンなど他の米粉パン3種とともに商品化に向けて準備してきた。利用者5人前後が生地作りや成形などに従事している。
村山さんは「新商品の開発に携わることで、利用者の生きがいづくりになっている。今後もラインアップを増やし、特産のラ・フランス入りなど山形ならではのパンを作っていきたい」と話す。
農福連携は障害者らが農業分野での就労を通して社会参画を目指す取り組み。耕作放棄地の増加、担い手不足が深刻化する農業分野で、働き手の確保につながる可能性がある。山形県は農福連携推進センターを設け、農業、福祉双方の課題解決に力を入れている。
スイカのパンなどはクリエイティブハウス未知が県内各地で開くバザーで販売するほか、山形市美畑町の事業所でも購入できる。連絡先は023(633)3181。
ジャムに加工 生地には米粉
特産で「新定番に」
山形市の障害福祉サービス事業所「クリエイティブハウス未知」が、山形県特産のスイカを使ったパンを開発した。障害者の就労や賃金向上に農業を活用する農福連携の一環として考案。働きがいと経済成長をうたった持続可能な開発目標(SDGS)にもつながる試みで、事業所の利用者らは「メロンパンのような定番パンに」と意気込む。
県産米を使った丸形の米粉パンにスイカの模様に見立てた十字の切り込みを入れ、尾花沢市で生産が盛んなスイカを煮詰めた「スイカ糖」とスイカエッセンスを合わせたジャムを加えた。一個120円。8月末に発売した。
製造を担当するサービス管理責任者の村山桂子さん(49)は「『メロンパンのようなスイカパン』がコンセプト。スイカ本来の甘みと米粉パンが合う」とPRする。
同事業所はクッキーなどの製造を手がける。スイカのパンは昨年から、塩パンなど他の米粉パン3種とともに商品化に向けて準備してきた。利用者5人前後が生地作りや成形などに従事している。
村山さんは「新商品の開発に携わることで、利用者の生きがいづくりになっている。今後もラインアップを増やし、特産のラ・フランス入りなど山形ならではのパンを作っていきたい」と話す。
農福連携は障害者らが農業分野での就労を通して社会参画を目指す取り組み。耕作放棄地の増加、担い手不足が深刻化する農業分野で、働き手の確保につながる可能性がある。山形県は農福連携推進センターを設け、農業、福祉双方の課題解決に力を入れている。
スイカのパンなどはクリエイティブハウス未知が県内各地で開くバザーで販売するほか、山形市美畑町の事業所でも購入できる。連絡先は023(633)3181。