昨今、爬虫類や昆虫の遺棄や脱走が頻繁に報じられている。このような責任感やモラルの欠片も無いやからはともかくとして、国際間の取引が基本的に禁止されている種の違法輸入も逮捕者が出ているというのに後を絶たない有様である。
犬猫までも遺棄が問題になって個体識別チップを体に埋め込んで飼育者特定を行うという話まで出てきている。
ペット業界はダークな部分を突かれて戦々恐々としているのだ。
もっとも俺に言わせれば、これまで規制が緩すぎたのであってもっともっともっとも~っと規制を強化していいと思っている。特に犬猫に関しては野放し状態ではないか。
そんな中、俺はホシガメを購入したわけだが、ホシガメはワシントン条約(絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)で保護されている。(ワシントン条約であるサイテスでは、リクガメ科(TESTUDINIDAE)に属する全種が付属書Ⅱとなり、リクガメ属(Geo chelone)の中ではガラパゴスゾウガメ(G.nigra)、ヘサキリクガメ(G.yniphora)、ホウシャガメ(G.radiata)が付属書Ⅰに該当します)
ホシガメはリクガメ科に分類されるので付属書Ⅱに該当します。
付属書Ⅱとは、許可を受けて商業取引を行うことが可能なもので、国際取引を規制しないと絶滅のおそれがある種が掲げられており、商業目的の取引は可能ですが、輸出国政府の管理当局が発行する輸出許可書が必要となります。
毎年、日本の税関で違法輸入(密輸)のホシガメが没収され緊急保護されているのだ。
日本人は美しい甲羅を持つホシガメ大好きで毎年かなりの数のホシガメが裏表供に輸入されていると聞いている。裏の方が圧倒的に多いとも聞きます。
画像は販売店が俺が買ったホシガメに発行した正規輸入保障カードである。
俺が違法輸入のホシガメはいらないと言ったら発行してくれたカードだ。
輸出国政府の管理当局が発行する輸出許可書ではない。
最近は真面目な飼育者ほど正規輸入でなければ買わないという傾向が顕著になりつつあるという。
とても良い傾向である。
それで輸入元がこんなカードを作ったのだろうがはっきり言ってこんな物役に立たない。
確かにカードの裏には個体番号や販売店名が書いてあるがマジックで書かれてあるし輸入元の明記も無い。生体に個体番号が書かれてあったりチップが埋め込まれているわけではないからだ。
せめて輸出許可証のナンバーぐらい記入しとけよな。
無いよりはマシって程度のカードかな。
努力は買うよ。( ̄o ̄;)ボソッ
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