野に出ると、この時期が一番虫たちとの出会いが多いのではないかと思われます。
特に、繁殖期のウラギンシジミは群れてどこに出かけても目に付きます。
足元からはツチイナゴがパラパラ飛び立ちます。
セミの声はそろそろか細くなって、
トンボも翅が痛んだものが多く見受けられますが・・・
「ウスバキトンボ」
なかなか草木にとまってくれません。
寒さに弱く、渡りをすることで知られ、南方から海を渡って日本南部にたどり着いた個体が
世代交代を繰り返して北上するのだけれど越冬できずに死んでしまい、
毎年これを繰り返すとのこと。
そんなことを繰り返してやがて北方に少しづつ勢力を広げてゆくのでしょうか?
ちなみに、お盆の時期に群れて飛ぶので「精霊トンボ」とも呼ばれます。
「ウラギンシジミ」
以前、卵から飼育したことがあったけど無茶苦茶大変でした。
水辺の草ですが?ドクダミでしょうか?ものすごい数が群れており、すべてでした。
「ウラギンシジミ」は通年見られます。年二回5月ころと今頃発生するとのこと。
食草はクズの葉、若芽、花、フジなどマメ科の植物です。
真冬には南向きの斜面の低木の葉裏で越冬するウラギンシジミを見ることができ、
愛犬との散歩で懐中電灯を持って散歩していると
翅裏の白い表面が浮き上がって容易に見つけることができました。
花で吸蜜は見たことがありませんが、腐ったくだものや、獣糞で吸汁するのは良く見かけます。
「ウラナミシジミ」
ウスバキトンボと似て暖地(九州、四国、関東では房総半島の一部など)でしか越冬できず、
8月には北海道で見られるものの、気温が下がると北上した個体は死滅するそうです。
9月の今頃にはウラギンシジミなどとともにクズの花などで卵がよく見られます。
食草はウラギンシジミと同様マメ科の植物。
ウラギンシジミ同様獣糞(タヌキの溜め糞)で吸汁。ただし、こちらは花で吸蜜する姿の方が多いです
よく見ると、毛深いのですが寒さには弱い😓
「ベニシジミ」
「モンキチョウ」
「ヒカゲチョウ」
「ツマグロヒョウモン」
ヤブガラシに来た「キアゲハ」
ヤブガラシにはこんなお友達も来るので要注意💦
「オオスズメバチ」をはじめ4~5種類のお仲間が・・・
やはりヤブガラシに来た「ブドウトリバ」という蛾らしい
良くヤブガラシに来るようですが、初めて見ました
「キタテハ」
「チャバネセセリ」?
翅裏のドットを見れば見るほど素人には難しい
「オオスカシバ」
とまっている姿は初めて見ました。
「ヒゲナガバチ」の仲間かと💦
「ツチイナゴ」
とにかく数が多いのです。
歩くと足元や草原からパラパラと飛び出してきます。
「オンブバッタ」もここのところ数が多い
「クサギカメムシ」の幼虫かと・・・
カメムシは嫌われ者です、農家の敵でもあります。
とにかく、植物に吻を差して吸汁するからねえ・・・
ところが、最近TVで動物食の「タバコカスミカメムシ」などが
茄子の栽培などでアブラムシの駆除に使われているそうで
無農薬栽培に一役買っているそうです。
まだまだ知らないことが多い・・・
で、野鳥の食草の調査をしていたら、
「ナンバンカラムシ」(ラミー)を食べる「フクラスズメ」の幼虫。
ちなみに、「ラミーカミキリ」はこれを食草とするのでその名前が付いたそうです。
2012年に初めて野鳥の「ウソ」を撮ったときに群れて盛んにこの実を食べていました。
すぐそばには、カナムグラなどのもっとお腹が膨れそうな実があるのに好んで食べていました。
けしつぶのような小さな実なのですが・・・
さて、最後になりましたが「タマムシ」の鞘翅
ここ数年、生きた個体を見たことがありません・・・