どこに行っても森では冬鳥が薄いねえという話ばかりです。
なので、少し開けたフィールドに出てみました。
葦原にパラパラと小雨のように飛び込むオオジュリンの姿が見えます。
パキパキと葦の枝を割いて中の虫を取り出して食べる音が聞こえてきます。
そして、それらを追ってくるチュウヒなどの姿を見ることができました。
葦原では「オオジュリン」がにぎやか
盛んに枝を割いて中の虫を探しています。
ではなく、表面のカイガラムシをこそいで食べているらしい。
カイガラムシは多くの野鳥が好んで食べますが、おいしいのかな(^^;
道すがら、枝先でだらっと休む「オオタカ」若のようです。
かなりくつろいでいる??様子
「はっ!」私にきづいた模様。
飛び出すときに「そのう」が異常に膨らんでいるのが見えました。
どうやら大物を捕まえて食後の一服だったようです。
空には巡回飛行する「チュウヒ」を多く見ることができます。
ぎろりとにらまれる。
チュウヒは猛禽らしくて好きな鳥です。
特に個体差が激しくて、個体の識別がしやすい鳥でもありますね。
こちらは顔つきがハイイロチュウヒのメスっぽい個体でした。
こちらは全身美しい褐色で
ぱっちり目が可愛いのでした。
さらに、頭が白い若い個体のようです。
いよいよ葦原は楽しくなってきましたね。
別の原で、ひときわ上尾筒の白帯が目立つ・・・「ハイイロチュウヒ♀」でした!
チュウヒにも上尾筒の白が目立つ個体がいますが、
面型に特徴があるのと翼下面がチュウヒと違って横縞がはっきりと美しいので区別がつきます。
空中でタシギと交叉するハイイロチュウヒ♀
一瞬狩るのかと思ったが何事も無くすれ違ってゆきました。
で、「ハイイロチュウヒ♂」
やっぱり美しいですね。
目のまえを横切っていなくなりました。
小一時間の後再び戻ってきました。
人気があるのもうなづけます。
距離はありましたが、目の前を何回も旋回して
ゆっくり姿を見せてくれました。
最後はあっけなく消えてゆきましたが
あまり期待せずに出かけたフィールドで
多くの猛禽と出会えてうれしい鳥見の日となりました。