
平家物語 四部合戦状本 安元の大火
巻第一 廿八日亥時計、樋口冨小路火出來リ。辰 巳風劇シク吹、亰中多ウ燒。失ヌ名所、融...
平家物語 四部合戦状本 治承の辻風
巻第四 同ク十日余ノ比ロ、從中御門京極ノ裎ト大飈吹テ、六条ノ邊リニテ震タシキ吹懸クテ、...

平家物語 四部合戦状本 治承遷都
巻第五故京ニ引逆木樹 小車モ無ケレ可モ通邂逅乗小車之人モ經テ道行キ 通リ無程只田舎...

平家物語 四部合戦状本 養和の飢饉
四部合戦状本 巻第六 去ジ 自治承年中世間飢渇シ此五月亘...
平家物語 四部合戦状本 元暦大地震
第十二同九日午剋、大地震動シ、良久湩レリ。怖ケレ申スモ愚。赤カ嵴中自白河法勝寺塔始、或倒或破レ、崩レ。在〃所〃、不殘神社...

前田家本 閑居友 建礼門女院御いほりにしのびし御幸の事
文治二年ノ春建礼門女院世をすてゝこもりゐ させたまへるもとにいかさまにしていまそかるら むとて夜おこめてしのひ乃御幸ありけり。そ乃 をハします所にいと(あやし)けなるあま乃と...

前田家本 閑居友2 憂き世を出でて佛の御国に
いてゝ佛乃みくにゝむまれんとねか者ん人いかてか すつとならはなをさり乃事侍へきさき乃よ...

前田家本 閑居友3 誰も哀れと思されけん
たれもあ者れとやおほされけん。あるはなおしの そてをかほにあ○あるはおもてをかへにむ可へ...

前田家本 閑居友4 煙立ち昇りて行く先も涙に隠れ塞がり
けふりたち乃ほりてゆくさきもなミたに可くれふた かりいつれ可山河ともわ可れす八しま乃さ...

前田家本 閑居友5 今上を抱き奉りて先づは伊勢大神宮を
今上をいたきたてまつりてまつハ伊勢大神宮を お可ませまいらせつきに西方をゝかミていらせ...