新古今和歌集の部屋

新古今和歌集仮名序4 近衛豫楽院筆

新古今和歌集仮名序



ゆふべのくものおもひさだめ

がたきゆへにみどりの祠ら花かう

ばしきあしたゝまのみぎり

風すゞしきゆふべなにはづの



ながれをくみてすみにごれる

をさだめ淺香山のあとを尋

てふかきあさきをわかてり。萬

葉集にいれる哥はこれをの



ぞかず。古今よりこのかた七代の

集にいれる歌をば是をのす

る事なし。たゞし詞のそのに

あそびふでの海をくみて


仮名序訳

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