新古今和歌集仮名序 ゆふべのくものおもひさだめ がたきゆへにみどりの祠ら花かう ばしきあしたゝまのみぎり 風すゞしきゆふべなにはづの ながれをくみてすみにごれる をさだめ淺香山のあとを尋て てふかきあさきをわかてり。萬 葉集にいれる哥はこれをの ぞかず。古今よりこのかた七代の 集にいれる歌をば是をのす る事なし。たゞし詞のそのに あそびふでの海をくみて仮名序訳