新古今和歌集仮名序 うちにうごきことばほかにあ らはれずといふことなし。 いはんや住吉の神はかたそ ぎの言葉を残し傳教大 師はわがたつそまにおもひを のべたまへり。かくのごときし らぬむかしの人の心をもあら はしゆにてみぬさかひの外 の事をもしるはたゞ此みち ならじ。そも/\むかしはいつ たびゆづりしあとをたづねて あまつ日つぎの位にそなはり仮名序訳