古今和歌集巻第十七 雑歌上 867 題しらず よみ人知らず むらさきの 一もとゆゑに むさしのゝ 草はみながら あはれとぞ見る 読み:むらさきのひともとゆえにむさしののくさはみながらあわれとぞみる 意味:たった一本の美しい紫の花があるために、武蔵野の生えている草がすべていとしく思えます。それと同じで、美しい貴方がいる武蔵野の人や物全てが貴方を思う為ににいとおしく思っています。 平成27年5月16日十點貮/十六