題しらず
西行法師
神路山 天の
月さやかなる誓 下を
ありて ば
照ら
すなり
けり
新古今和歌集巻第十九 神祇歌
題しらず 西行法師
神路山月さやかなる誓ありて天の下をば照らすなりけり
よみ:かみじやまつきさやかなるちかいありてあめのしたをばてらすなりけり 隆 隠
意味:神路山から出る月が、さわやかなのは、神が日本国土の安寧を御誓有って、天の下を照らしていらっしゃるのだなあ。
備考:御裳濯河歌合。