頓阿法師筆、新古今和歌集仮名序について、古筆切影印解説新古今集編による久曽神コレクションとの比較を行った。 久曽神昇氏は、国文学者で愛知大学元学長。 同書に因ると、真筆が疑われるものには、伝○○としているが、鎌倉時代第九三図は、「宝積経短冊(五首)と比較すれば『乃』『む』『も』など同筆と知られる。」とし、伝を付けていない。 同書(白黒)、自コレクション(カラー)を比較すると 「乃」、 「人の」、 「ひ」 等は、同筆と認められる。