新古今和歌集の部屋

冬歌 有家 松島雄島の歳暮 

   行く年を

をじまの海士の

        ぬれごろも

  かさねて

    袖に波やかくらむ



新古今和歌集巻第六 冬歌
 土御門内大臣家にて海邊歳暮といへるこころをよめる
               藤原有家朝臣
行く年ををじまの海士のぬれごろもかさねて袖に波やかくらむ

よみ:ゆくとしをおじまのあまのぬれごろもかさねてそでになみやかくらむ 定隆雅 隠

意味:行く年を惜しむ雄島の漁師の濡れた衣は、何度も袖に波と涙を濡らしたためだろう。

備考:内大臣家影供歌合(散逸)。歌枕 松島雄島。雄島と惜しの掛詞。重ねは、衣、袖の縁語。

コメント一覧

atelier-kawasemi
こんにちは(*^-^*)

古の人々も
行く年くる年に
思いを馳せておられたのですね(^^)/
年末年始季語を歳時記で調べましたが
何だか難しい~時間の経過を表すのは
至難の業ですね(^-^;

今年もご丁寧なコメントを頂き
ありがとうございました(^^)/
大晦日の金沢は生憎の雨模様ですが
それもまた一興~と眺めております

どうぞよいお年をお迎えください(*´▽`*)
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