明月記 元久二年 六月 十三日天晴。暑氣難堪、偏如病者。日來蟄居。御神事訖、自殿有召、仍参入。午時許渡御九條殿訖、退下。上皇昨日水無瀬御方違、今日還御云々。詩歌合明後日云々。 十三日天晴。暑気は堪え難く、偏へに病者の如く。日来蟄居す。御神事訖り、殿より召し有り。仍て参入す。午の時許り九條殿に渡御訖り、退下す。上皇昨日水無瀬で御方違えて、今日還御と云々。詩歌合は明後日と云々。 元久詩歌合 元久二年六月十五日 五辻殿被講