新古今和歌集の部屋

歌論 正徹物語 上107

和哥の哥の字をも中比二條家には歌の字を書、冷泉家には謌の字を書くと申侍しも、別てさやうに必書べき事にあらず。たゞをのづから御子左の家に大略歌の字を書く。冷泉には謌字をかゝれしを、かやうに申たる也。
にんべんの倭の字は、和と同事也。乍然何もめにたつはわろし。たゞ人にかはらずしたるがよき也。
先達も古今をば、かた手に放さず持べき事也。哥をも空におぼゆべき也。
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