野田の玉川
ゆふさればしほ風こしてみちのくの
のだの玉河千鳥なくなり
新古今和歌集巻第六 冬歌
みちのくにに罷りける時よみ侍りける
能因法師
夕されば汐風越してみちのくの野田の玉川ちどり鳴くなり
よみ:ゆうさればしおかぜこしてみちのくののだのたまがわちどりなくなり 隠
意味:夕方になると潮風が吹いて、東北の野田の玉川の千鳥が鳴いています。
備考:歌枕 野田の玉川 宮城県多賀城市・塩竈市 時代不同歌合、歌枕名寄、釈教三十六人歌合、常縁原撰本新古今和歌集聞書、九代抄、九代集抄
多賀城市思惑の橋下流側
塩竈市玉川の民家にも歌碑が有るとの事。