九州帝國大學
教授文學博士 小島吉雄 著
新古今和歌集の研究 續編
二冊所蔵
著者:小島吉雄
初版:昭和21年12月25日
再版:昭和22年10月1日
発行:新日本圖書
内容目次
第一章 新古今和歌集の選定と後鳥羽上皇
はしがき
一 後鳥羽上皇と撰者選定の經緯
二 撰集過程と撰者の權限
三 序文について
結び
第二章 後鳥羽上皇と新古今和歌集の刪拾歌について
はしがき
一 刪除歌について
二 刪除歌の刪除時期について
三 切入歌とその切入時期について
四 刪拾歌の刪拾理由とその刪拾上の特色
餘言
第三章 後鳥羽上皇と隠岐御選抄本
一 御選抄の御目的竝に御態度について
二 御選抄の時期について
三 遠島御歌合の御判詞と御選歌基準
四 除棄歌の御除棄理由について
五 隠岐御除棄歌と承久以前の切出歌との比較
六 後鳥羽上皇の御好尚の變化について
七 後鳥羽上皇の御歌歴と隠岐御選抄
八 結語
第四章 新古今和歌集の歌風と後鳥羽上皇
一 新古今歌の種々相とその感傷的性格
二 感傷心の具象化と新古今的特色
三 新古今集に於ける象徴的表現と後鳥羽上皇
四 結語
第五章 新古今和歌集の御撰集精神について
一 巻第十八の巻頭歌
二 巻第七の巻頭歌
三 御撰集精神の反映と新古今歌
第六章 新古今和歌集と新勅撰和歌集
附録
第一 行尊大僧正の歌
第二 藤原秀能とその歌
第三 藤原定家とその文學
補遺
第一 新古今和歌集の古寫本二種
一 猪熊氏本
二 大夫阿闍梨本
第二 和田卯吉氏のこと
第三 『新古今和歌集の研究』正誤
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