凡河内躬恒以川久とも 春乃光盤 和可那久尓 ま多みよしのゝ やまは遊きふ る 凡河内躬恒 いつくとも春のひかりはわかなくにまたみよしののやまはゆきふる 後撰集 春歌 延喜御時、御厨子所にさぶらひけるころ、沈めるよしを歎きて、御覧ぜさせよとおぼしくて、ある蔵人に贈りて侍りける十二首がうち いづことも春の光はわかなくにまだみ吉野の山は雪ふる 俊成三十六人歌合 いつくともはるのひかりはわかなくにまたみよしののやまはゆきふる 平成28年8月10日 貮點七