新古今和歌集の部屋

源氏物語と新古今和歌集 しのぶのみだれ 帚木


帚木
 まだ中将などにものし給しときは、内にのみさぶらひようし給て、大殿には絶え/ヾまかで給ふ。しのぶのみだれやとうたがひきこゆる事もありしかど、さしもあだめきめなれたるうちつけのすき/ヾしさなどはこのましからぬ御ほんじやうにて、まれには、あながちにひきたがへ、心づくしなることを御心におぼしとゞむるくせなむあやにくにて、さるまじき御ふるまひもうちまじりける。


第十一  戀歌一
  女に遣はしける
           在原業平朝臣
春日野の若紫のすりごろもしのぶのみだれかぎり知られず
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