新古今和歌集の部屋

春歌下 白雲山桜

新古今和歌集 巻第二春歌下


 内大臣に侍りける時望山花といへるこころをよみ侍りける
           京極前関白太政大臣
   白雲の
たなびく
  山の
   やまざくら
 いづれを
  花と
   行きて
    折らまし


読み:しらくものたなびくやまのやまざくらいづれをはなとゆきておらまし
意味:白雲が棚引く山の山桜は、行って折ってこようとしてもどれが花か雲か区別が付かない。
作者:藤原師実 ふじわらのもろざね 1042-1101 頼通男。堀河天皇が即位すると摂政、ついで太政大臣、関白となった。歌、琴に秀でた。
備考:八代抄

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