新古今和歌集の部屋

短歌:松島瑞巌寺にて


地藏には紅葉を飾れ
    わたつみに
   沈みしひとを
お救ひねがふと
   

宮城の松島の瑞巌寺に行く。
あちらこちらに、東日本大震災の津波の傷跡が有る。


松島は、島々が防波堤の役割をして、大津波にはならなかったが、陸前、陸中は多くの人々が海中に没した。写真は雄島の宮城県松島公園管理事務所にある東日本大震災津波の記録。雄島に渡る観月橋は破壊された。

多賀城市の末の松山は、貞観十一年の大津波でも波が越えなかった。
東日本大震災でもその伝説は生きたが、津波は多くの地点で被害の傷跡を残した。下の写真は、末の松山の坂下にある電柱の津波記録。

地藏菩薩は、六道に生きる衆生をお救いになる。地蔵に、お救いを祈念するしかない。
本歌は、西行の
佛にはさくらの花をたてまつれわがのちの世を人とぶらはば

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