藤平春男
新古今とその前後
笠間書院刊
著者:藤平春男
初版:昭和58年1月20日
発行:笠間書院
早稲田大学学術出版助成図書
新古今とその前後 目次
序にかえて
第一章 新古今の方法
第一節 表現の特性
Ⅰ 万葉・古今・新古今
Ⅱ 古今集的表現の屈折
Ⅲ 新古今の方法 (一)表現性の諸相
Ⅳ 新古今の方法 (二)集巻頭歌をめぐって
Ⅴ 新古今の方法 (三)抒情のありかた
Ⅵ 新古今の方法 (四)万葉歌・近代歌・西行歌
付 千載・玉葉・風雅
第二節 方法の枠組
Ⅰ 題詠
Ⅱ 本意
Ⅲ 本歌取
第二章 歌論的展望
第一節 俊成以前概観
第二節 中世和歌への道標
Ⅰ 和歌十体種と藤原公任の歌論
Ⅱ 源俊頼の歌論と作品
第三節 新古今時代
Ⅰ 顕昭・順徳院・上覚・長明と俊成・定家
Ⅱ 定家歌論の成立 余情妖艶の躰
Ⅲ 後鳥羽院の定家評 『後鳥羽院御口伝』私注
第四節 新古今以降
Ⅰ 幽玄と有心の系譜
Ⅱ 鵜鷺系歌論書
第三章 和歌史の諸問題
第一節 問題史的展望
Ⅰ 院政期歌壇の性格
Ⅱ 中世和歌史の課題
第二節 新古今前史の問題
Ⅰ 仏門と草庵の歌人たち
Ⅱ 俊成・定家と西行 二つの態度
Ⅲ 西行と定家 私家集と歌論と
Ⅳ 鴨長明の文学
第三節 藤原定家雑考
Ⅰ 定家序説
Ⅱ 定家の和歌研究
Ⅲ 定家と式子内親王
Ⅳ 定家と後鳥羽院
第四節 考証雑説
Ⅰ 事実考証の方法と意味
Ⅱ 考証三編
付章 中世歌論と新古今の世界
索引(人名・書名・引用文献・和歌)
あとがき
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