十訓抄 われもしか
十訓抄第八 可堪忍諸事事 八ノ七 大和に男ありけり。本の妻と壁を隔てて、めづらしき女を迎へて、月ごろ經れども、この妻、ねためる氣色もなくて過ぎけり。秋の夜の、つく/\と長きに、...
十訓抄 筒井筒
十訓抄第八 可堪忍諸事事八ノ八 業平中將の、高安に通ひけるころ、いささかつらげなる氣色...
建礼門院右京大夫集 平家都落
寿永【1182~4年】元暦【1184~5年】などの頃の世の中の騒動は、夢だとも幻とも、とても悲し...
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花の咎
とふ人の 絶えたる山も 花の とが 本歌 花見んと群れつつ人の来るのみぞあたら桜の咎にはありける 河南町弘川寺にて
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美濃の家づと 一の巻 春歌上9
百首歌奉りし時 式子内親王 今さくらさきぬと見えてうすぐもり春に霞めるよのけしき哉 初句いうならず。今といへるは、心をいれてよみ玉へる詞とは聞ゆれ ど、...
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冬歌 庵ならべむ 西行
さひしさにたへたる 人のまたもあれな 庵りならへん ふゆの山さと 西行 題しらず 西行法師寂しさに堪へたる人のまたもあれな庵ならべむ冬の山里 ...
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羇旅歌 小夜の中山
西行上人東国行脚の詠 年たけて又越ゆべしとおもひきや いのちなりけりさやのなか山 日本芸術院会員 川田順 謹書新古今和歌集巻第十羇旅歌 東の...
十訓抄 昇進の恨み
十訓抄第九 可停懇望事九ノ八 伊通公の參議の時、大治五年十月五日の除目に、參議四人、師...
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源重之 俊成三十六歌仙 伝柳原資廉筆墨流し色紙コレクション
右 源重之 かせをいたみ 岩うつなみの をのれのみ くたけて物を ...
十訓抄 定家の勅勘
十訓抄第十 可庶幾才藝事十ノ三十六 後鳥羽院の御時、定家卿殿上人にておはしける時、いか...