(４)御裳濯河歌合と宮河歌合 前述の通り、両歌合は、西行自身の自歌合であり、宮河は定家が判じ、両歌合二巻の控は家隆が直接西行から貰ったと言う撰者ゆかりの歌合である。 これを...

西洞院時直筆　花にあかぬ歎はいつもせしかどもけふのこよひににる時はなし 二十九段     ...

京都堀河通　風俗博物館   地日くれかゝるほどに、けしきばかりうちしぐれて、 そらのけしきさへみしりがほなるに、さるいみじ きすがたに、きくの...

          廿四昔、男、かたゐ中にすみけり。男みやづかへしにとて、わかれをしみて　　　　　　　　　　　　　　　　　まち　　　　　　　　ねんごろ行にけるまゝ...

  　　　西行法師   なげゝとて月やは   　　　　　　物を   　　　　　　おもはする かこちかほ 　　　　...

　　　殷冨門院大輔   みせばやなをじまの   　　あまの袖だにも   　ぬれにぞぬれし  ...

    　つゝ 　　ゐつゝ いづゝにかけし       　まろが 　　たけ すぎに 　　けらしな 　　　いも 　　　　見...

        たゞみね       西本願寺本　三十六人家集 　忠岑・友則・猿丸・敦忠 　是則・人麿・兼輔 初版：昭和５３年７月１０...

烏丸光広筆　龍田川     廿一むかし、男、女いとかしこく思ひかはして、こと心なかりけり。さるを いか成ことかありけん、いさゝか成事に付て、世の中...

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同 銀魚腰底辞春浪綾鶴衣間舞曉風 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同 花月一窓交昔眤雲泥万里眼今窮 　　　　　　　　　　　　...