地蔵様、地蔵様、
出た出た。助けてくれ。
鬼が出たんじゃあ。
(なになに、鬼とな。
何色の鬼じゃったかのお。)
青色の鬼じゃ。
冷たい目をして青色の鬼が
わしを食わんとしていた。
(そうか青色の鬼か。
お主は何かを間違えたんじゃが
青色で思うところはないかのお。)
地蔵様、そんな暇はない。食われてしまう。
(い~や、大丈夫。
青色で思うところはないかのお)
おいらは冷たくした。
女房に冷たくした。
子供に冷たくした。
ばばあに冷たくした。
みんなに冷たくした。
(そうか、冷たくしたか。
それならわかる。
お主の冷たさが
鬼になって出てきたんだ。)
どうしたらいい。
おいらはおいらの冷たさに食われるのか。
(お主がのお。
愛情豊かにしておったら鬼は帰るが
どうじゃな。優しく出来るか。)
できる。鬼に食われるくらいならできる。
(そうじゃあ。鬼はお前さんだからのお。)
鬼が消えた。地蔵様。鬼が消えた。
(青は冷静、誠実、平静、静寂なぞじゃ。
使い方を間違えたら、青い鬼がでよる。
覚えておけよ。)
おいらの心だな。おいらの心だな。
出た出た。助けてくれ。
鬼が出たんじゃあ。
(なになに、鬼とな。
何色の鬼じゃったかのお。)
青色の鬼じゃ。
冷たい目をして青色の鬼が
わしを食わんとしていた。
(そうか青色の鬼か。
お主は何かを間違えたんじゃが
青色で思うところはないかのお。)
地蔵様、そんな暇はない。食われてしまう。
(い~や、大丈夫。
青色で思うところはないかのお)
おいらは冷たくした。
女房に冷たくした。
子供に冷たくした。
ばばあに冷たくした。
みんなに冷たくした。
(そうか、冷たくしたか。
それならわかる。
お主の冷たさが
鬼になって出てきたんだ。)
どうしたらいい。
おいらはおいらの冷たさに食われるのか。
(お主がのお。
愛情豊かにしておったら鬼は帰るが
どうじゃな。優しく出来るか。)
できる。鬼に食われるくらいならできる。
(そうじゃあ。鬼はお前さんだからのお。)
鬼が消えた。地蔵様。鬼が消えた。
(青は冷静、誠実、平静、静寂なぞじゃ。
使い方を間違えたら、青い鬼がでよる。
覚えておけよ。)
おいらの心だな。おいらの心だな。