【ステーキ漂流記season2】
79軒目(錦糸町)「三千里 錦糸町駅前店」極上リブロース切り落とし
月例の「叙々苑」に行ったあと、他の焼肉屋を試したくなる。
そういえば、錦糸町にいっぱいある「三千里」には行ったことがなかった。比べるには絶好の機会。ということで、すぐ近くの「三千里」へ。
席に着き、早速極上リブロース切り落としと赤ワイングラスを頼む。
ところで、牛の産地は?
と訊くと、店長らしき男がたどたどしい日本語で説明。
それによると、配送される肉がいろいろとあるためわからない、という。
黒毛和牛なの?
え、違う?
和牛ではあるのね。
まあ、しゃあないな~、という感じで聞いてた。
ちょっとして、肉が配膳。
それなりに霜がある。
さっそく網に乗せて焼き、
一口。
……
うーん、「叙々苑」と差があるな。
旨味があんまりない。
まあ、黒毛和牛じゃないからね。
二口。
……
下拵えがないから、工夫もないんだよ。
ただ、肉が食えりゃいいだろ感がありあり。
あれ?
高級素材じゃないの?
こんなの極上でもなんでもないよ。
店長らしき男に
「やっぱり、焼肉は叙々苑だね!」
って結構デカい声で言い、店をあとにした。
総合:★★
素材:★★
タレ:★★
工夫:★
リーズナブル:★★★
【ステーキ漂流記season2】
78軒目(錦糸町)「叙々苑 錦糸町店」牛ステーキカット
「叙々苑」月例訪問。
いや、本当は違う店にしようとしたが、困った時の「叙々苑」。
今日は先月と同じ群馬県産なのに美味かったか。なんでだろ?
タレの揉み込み?
わずかながら、「さすが、叙々苑!」と言える美味さ。
悪く言えば毎月出来が違うっつーのはムラがあるが、
毎月ガチンコ勝負が出来るのはいいことだ。
やっぱり他の焼肉屋と差がある。
試しに2軒目行くか。
総合:★★★★★
素材:★★★★
下拵え:★★★★★
タレ:★★★★★
リーズナブル:★★★
【ステーキ漂流記season2】
77軒目(大宮)「甘太郎 大宮東口店」甘太郎のごちそうポンドビフテキ
発端は
「甘太郎」の7月29日開催の「3人でビフテキ10ポンド喰えんのか」という企画。
面白い。
が、不安要素がいっぱいある。
そもそも、皆、「甘太郎」のビフテキって食べたことがある? 多分ないよね。
「甘太郎」って肉メニューが多いけど、居酒屋さんでしょ?
差別はよくないけど、
居酒屋チェーン店Yの「プロレスラーステーキ」の印象・味が最悪だったからね。
大丈夫かい? 「甘太郎」。
ということで、disるだけなら誰でも出来るので、【ステーキ漂流記】としては一度調査したくなった。
丁度、「ステーキのどん」でポンドステーキを食べたばかりだし、比較対象しやすいからね。
インターバルはとったが、多少、腹に肉が入ってても「甘太郎 」のステーキは美味しいか?
ということで、16時までまてないので、12時からやっている「甘太郎 東口店」へ。
昼過ぎにあった地震のせいでエレベーターが使えず、階段で4階へ。
店に入り、席へ。
パッドでの注文。
いかにも居酒屋さんらしいよね。
ポンドビフテキと赤ワイングラスを頼む。
10分ぐらい待ち、ステーキ配膳。
と同時に女性店員にタレをかけられる。
ま、いっか。
今日2ポンド目。
一口。
ちょっと硬い。が、不味くはない。
ナイフで切り、一口サイズにして二口目。
うん、タレとガーリックが十分聞いてて思わず「美味い」という声が漏れそう。
全体的に地味な旨味で脂身で食べさせるサーロインステーキにちょっと濃いタレとガーリックによる力ずくの味。
最初の一口がたまたま硬い部分だったか、全体的にはグリルも悪くない。
これなら何ポンドでもいける。
凄く美味くはないが、
「3人で10ポンド喰えんのか」イベントには向いているステーキ。
実は肉も輸入肉の割りには悪くない。
そこは「ステーキ宮」や「ウルフギャング・カフェ」(注・「ウルフギャング・ステーキハウス」とは別の店)を抱えた「コロワイドグループ」の居酒屋さんだけのことはある。
つまり、グループ内の優良店から肉が回ってる可能性がある。
「甘太郎」が「コロワイドグループ」であることを知って、実は食べる前から少し安心していた。
つまり、ポンドビフテキは「コロワイドグループ」ならではの企業努力である。
会計の際に店長らしき男性に誉めつつイベントの話をする。
元々10ポンドビフテキ企画は4月に開催予定が、熊本の震災の影響で延期し、7月29日開催が初回とのこと。
ああ~~、悔しいな~~。29日は行けないんだよな~~。
いずれにせよ、以下参考。
・1ポンドステーキはタレとガーリックで意外にも美味しい。が、濃いタレとガーリックが苦手な方は要注意。
・ナイフとフォークを必ず用意。店側のカットサイズはちょっと大きく、飲み込むのは咽に詰まらせかねないため危険。
・ビールやワインは腹が膨れるので避けること。水かウーロン茶。
・3人で挑むこと。2人で一人5ポンド(45分)はキツい。3人で、4-3-3か、4-4-2で挑むのがベター。
・挑戦前日までに、全員「甘太郎」のポンドビフテキを最低一度は食べること。味と1ポンドの感覚をつかむ。
こんな感じかな。
「味がいまいちだから10ポンドダメだった……」という言い訳が通用しない、「甘太郎」のポンドビフテキは居酒屋のステーキとしては優良である。
総合:★★★★
素材:★★★★
グリル:★★★
タレ:★★★★
付け合わせ:★★★★
リーズナブル:★★★★
【ステーキ漂流記season2】
76軒目(大宮)「ステーキのどん 大宮西口店」どんロックステーキ 1ポンド
まず、声を大にして言いたい!
やるじゃん、どん‼‼
素敵な1ポンドステーキだった。✨
情報にて「ステーキのどん」の夏のフェアメニューで1ポンドステーキをやることは知っていた。
けど、個人的には評価が並の「ステーキのどん」。1ポンドにした所で質より量になるだけじゃないの、と穿った考えすりゃよぎった。
それでも行って食べてみなけりゃわからない。
「出る前から負けることを考えるバカがいるか!」
と、そこは猪木イズムで大宮に向かった。
なぜ、大宮?
地元の駅前のバーで大宮のソニックシティの1階に「ステーキのどん」があると教わったからだ。
まあ、正確にはソニックシティではなく、ソニックシティの隣のビルの1階だけどね。
ありました、「ステーキのどん」。
店に入り、席に着き、すかさず「どんロックステーキ」と赤ワイングラスを頼む。
「ステーキのどん」にはサラダバーがなく、スープバーがあり、オニオンスープで時間を潰す。
しばらくして、ステーキ配膳。
来ました!
ごっついステーキが。
分厚いよね、いいよね!
では、一口。
おお!
意外にも美味い!
ジューシー!
躍動感ある!
普通のサーロインステーキの時はこんなに美味かったか?
しかも、なにもつけなくても美味い、というのが大きい。
もちろん、「ルース・クリス」と比べちゃダメだが、
1ポンドステーキだからって、こう、肉汁がしっかりとあるのはそうそうない。
二口目も同様。
またね、わさびをつけると美味いんだな、これが!
いやね、しっかりとミディアムレアに焼いた「ステーキのどん 大宮西口店」のグリルの勝利‼
ステーキはグリルが命であることをまざまざと見せつけられた。
そこには超高級店もファミレスも関係ない。
黒毛和牛だからって、神戸牛だろうが、グリルがダメな店はダメなんだよ!
「ステーキのどん」、俺の中で株を上げたね。
「どんロックステーキ」はただ大きいだけでなく満足感もビッグだった。
7月17日は奇しくもブルーザー・ブロディの命日。
ブロディのキングコング・ニードロップのような「どんロックステーキ」だった‼‼
総合:★★★★★
素材:★★★★
グリル:★★★★★
タレ:なし
付け合わせ:★★★★
リーズナブル:★★★
【ステーキ漂流記season2】
75軒目(川口)「ビストロ サスヴィール」黒毛和牛ヒレステーキ
昼間の「ルース・クリス」は久しぶりの大当たり。
どのくらいの当たりか、というと、
夕方に食べる店を選ぶのに困るぐらいだ。
チェーン店系もよく行くけど、
釣り合いが取れない。
実に贅沢な舌、悩みである。
こうなったら、行ってなかった街に行くか。
近隣なら川口なんかお手ごろじゃないか?
川口は全く知らないわけではない。
母の実家が駅から本町大通りを7分から10分歩いた所にある。大昔はよく行っていたが、流石にここ25年ぐらいは行ってない。
……いや、川口には全く行ってないわけじゃない。「SKIPシティ映画祭」で行ったことあるが、何しろ駅からバスが出ているとは言え遠いので、1、2年しか行ってない。
その時も街を練り歩いたわけじゃないから、実質的に25年ぶり。
一通り東口一体を練り歩いたが、どうにもピンと来ない。
なので、試しに本町大通りを歩いてみた。
すると、徒歩5分ぐい飲み所で小さなフランス料理屋を見つけた。
メニュー表がある。
おお、あるね。
こういう店を探していたんだよ。
街の洋食屋さん的なね。
フレンチというのがまたいい。
黒毛和牛ヒレステーキもある。
よし、入るか。
店に入ると、当然のように客がなく、オバチャン店員一人。
だが、テーブルをよく見るとご予約の札が。まあまあ人気ありか。
とりあえず、黒毛和牛ヒレステーキと赤ワイングラスを頼む。
店は旦那のマスターと奥さん(オバチャン)の二人きり。すんごいこじんまりとした街の洋食屋さんだ。
大昔、この辺によく来てたことや、近くの商店街の化粧品屋が母の実家だ、とふる。
すると、17年前に来たことを話す。
うーん、じゃあ、ボクが知らない間に出来た店なんだね。
それでも周りが変わった話や近くの商店街の話など、ちょいジモティー的なトークに花が小さく咲いた。
しばらくしてステーキ配膳。
うん、いかにもフレンチな盛り付け。
ん、この付け合わせは何?
へぇ~、フレンチ・トーストなのか。
まずは、ステーキを一口。
……。
九州方面の黒毛和牛ね。
うっすー。
まあ、昼間が濃すぎたからね。
脇にあるマスタードソースをつけて二口目。
お、なかなか。
右側のピンクのソースは赤かぶのソースだとか。それをつけて三口目。
うーん、まあまあ。
とりあえずはその二つを交互につけて楽しむ。
付け合わせのフレンチ・トースト。
おお、意外にもイケてるじゃん。
洋食屋さんらしいよね。
ヒレステーキだからこんなもんかな。
まあまあ。
付け合わせのフレンチ・トーストをつけて、有効1つという感じかな。
悪くはない。
街の洋食屋さんでした。
総合:★★★★
素材:★★★
グリル:★★★
タレ:★★★★
付け合わせ:★★★★
リーズナブル:★★★