jogo式Canoe Life

旅の話(6)



 三重県の小和浦湾の奥にあるカヤックポート「さらくわ」。中部地区のシーカヤッカーにとって、オアシスのような場所。週末になるとカヤッカーが集う。Go west の旅の時、僕が西へ西へ向かうにしたがって変なシーカヤッカーが漕ぎ進んでいると噂が立ち、追いかけてくる人が出始めた。さらくわにjogoが入るぞ、という情報が周り、訪ねてきてくれる人が何人かいた。
 そこで聞いた話は、地方だと仲間やカヤックの話をできる人がなかなか見つからず、彼も家族で1時間半も車を走らせて会いにきてくれた。逗子葉山でシーカヤックを漕いでいると、必ず何人ものカヤッカーとすれ違うし、挨拶を交わす。ところが地方だと、地元を漕いでいて、知らないカヤッカーとすれ違うことは皆無。だから仲間ができず、車で走っていて、シーカヤックを積んだ車とすれ違ったらUターンをして追跡。コンビニなんかに入ったら、横に車をつけ名刺を渡して友達になってもらうという。そういう世界なのだ。
 この子供さんももう何歳になっているんだろう。高校生かな。当時、僕は独身だったけど、今は家庭を持って、子供もできた。先輩カヤッカーの背中を追いかけ、ここまできたけど、これからどこえ向かって進むか楽しみだ。歩みを止めず、まだ前進し続けたい。

分の弱さを見つけたときは辛いこともあった。成長するためにこの時間があったと思う。大橋悠依
 
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