8月中旬から稲刈りをしています。刈った稲は天気の良い日に10日ほど干します。それによって米の中の水分が10%ほど減って旨味が増すそうです。
乾燥が終わったら、稲穂から籾(もみ)を剥がし取る脱穀。牛乳パックに挟んで稲穂を引っ張り籾を分離させていく、手間な作業。ものすごい時間がかかります。
稲穂は神々しさを感じます。身が然り入ってると、首が垂れる。重みを指で感じるとじんわり幸せを感じます。我々の祖先は毎年この恵みで命を繋いできたんだな、と実感。
三合分ぐらいのコメになるでしょうか?。第一回目の収穫でこのくらい。もう一回収穫するので倍量となるでしょう。
稲架掛け。はさがけ、と言います。もう農業の用語は僕らのボキャブラリーの中から消え去ってますよね。脱穀、籾摺りのなんのことだか・・。海の世界でよく使われる「梅雨明け十日」も元は農業用語。梅雨明けたらしばらく天候が安定するので、一気に作業を進めるという位置付けの言葉でした。農作業と季節の移り変わりは一致していたのです。
感謝は新生の母。 本多静六